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D・オリヴェイラが初ゴール!G大阪下した柏、7戦勝ちなしからの公式戦3連勝

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[4.15 J1第1ステージ第7節 G大阪0-1柏 吹田S]

 前節、1か月ぶりの勝利を挙げたガンバ大阪と、前節、今季のリーグ戦で初勝利を手にした柏レイソルを迎えた一戦。0-0の後半、FWディエゴ・オリヴェイラが日本初ゴールを決め柏が先制に成功する。結局、これが決勝点となり柏が公式戦7試合勝ちなしから一転、公式戦3連勝を飾った。

 10日の仙台戦で今季最多3ゴールを挙げたG大阪は、同試合でリーグ初ゴールを挙げたMF宇佐美貴史を筆頭に、2試合連続で同じ先発を並べた。

 リーグ戦初勝利とともに初の無失点で10日のFC東京戦に勝利した柏は、スタメンを1人変更。DF輪湖直樹に代えてU-19日本代表のDF中山雄太を起用した。
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 G大阪にとって最初のチャンスとなったのは前半13分、DF藤春廣輝のクロスをFW長沢駿がニアで合わせたが、ヘディングシュートはゴールポスト左へ外れてしまう。

 お返しとばかりに同サイドから崩す柏は、右サイドバックのDF伊東純也がMF中川寛斗とのワンツーで右サイドを突破。GKとDFの間に鋭いボールを送ったが、ファーサイドのMF武富孝介は合わせることができなかった。

 ディエゴ・オリヴェイラがボールに絡む回数を重ねる柏は、18分、左サイドでボールを受けたディエゴ・オリヴェイラがドリブルでペナルティエリアに進入する。DF丹羽大輝のマークを外してシュートまで持ち込んだが、ボールはゴールマウスから大きく外れてしまった。

 後半開始とともに柏はチームの要のMF大谷秀和に代えてFW田中順也を投入。アンカーはMF茨田陽生がポジションを下げた。

 宇佐美とMFアデミウソンの関係性で柏陣内深い位置まで進入するも、人数をかけて守る柏に対して決定機をつくれない時間が続くG大阪。柏は後半20分にディエゴ・オリヴェイラの落としを田中が狙ったが決めきれず、互いに得点が生まれない。それでも柏は、同26分、ペナルティエリアへの縦パスを、右サイドに流れてきた田中がダイレクトへ。ディエゴ・オリヴェイラが体を反転させながらボールを受けると、左足を振り抜く。これがG大阪ゴールを揺らし、柏が先制に成功する。

 失点後、G大阪はFWパトリックとMF倉田秋を同時に入れて反撃を試みる。パトリックが右サイドを突破するが、中央へのクロスは柏守備陣にはね返されてしまう。前線に人数をかけるG大阪は、アディショナルタイムのCK時にはGK東口順昭も柏PAに上げて反撃に出るが、柏守備陣が最後まで集中を切らさず、1-0で逃げ切った。19日のACL・水原三星戦に向けて勢いをつけたいG大阪だったが、今季2度目の連勝とはならず、試合後にはゴール裏のサポーターから大ブーイングを浴びた。

(取材・文 奥山典幸)

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