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来日初弾で2連勝に導く…柏D・オリヴェイラ「チーム一丸となって勝ち取ったゲーム」

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[4.15 J1第1ステージ第7節 G大阪0-1柏 吹田S]

 ホームのガンバ大阪、アウェーの柏レイソル。ともにチャンスが遠く、こう着状態が続いていた後半26分に試合を動かしたのは、今季から柏に加入したFWディエゴ・オリヴェイラだった。

 左サイドのDF中山雄太が中央のMF武富孝介にパスを入れると、武富は前を窺う。FW田中順也が相手を背負いながらも右サイドに流れて武富の縦パスを引き出すと、田中はダイレクトで中央に入れる。「ジュンヤがインテリジェンスを働かせて、自分にワンタッチでパスをくれた」とディエゴ・オリヴェイラは得点シーンを振り返ると、さらに続ける。

「(ボールを)受けた段階で、相手のDFは自分が右足でシュートを打つと思ったと思います。身のこなしから左にボールを運ぶことができて、左足でフィニッシュすることができた」。中央のディエゴ・オリヴェイラは一瞬右足でシュートに入るような動きを見せたが、そのままボールを流すと左足を一閃。DF丹羽大輝のブロックも及ばず、来日初ゴールを記録した。

 179cmと大柄ではないディエゴ・オリヴェイラだが、G大阪守備陣に当たり負けせず柏の攻撃の起点に。両チーム最多の6本のシュート放ち、そのうちの1本がチームを連勝に導いた。

「G大阪というビッグクラブで、相手のホームゲーム。厳しい試合になるのは十分わかっていたけど、監督の指示を選手一人ひとりが理解した上でグラウンド上で表現できたゲームだった。ピッチに立った11人だけじゃなくて、チーム一丸となって勝ち取ったゲーム。日々のトレーニングが実を結んだ」

 開幕からの全7試合で先発している背番号11は、チームでつかんだ勝ち点3を喜んでいた。

(取材・文 奥山典幸)

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