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走って、走って、また走る…アトレティコ、CL走行距離トップ10に5人がランクイン

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 先にバルセロナを下してチャンピオンズリーグ(CL)準決勝に進出したアトレティコ・マドリーだが、その快進撃の要因の一つには、やはり選手たちの運動量があるようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

 バルセロナとのセカンドレグで、彼らよりもちょうど12km多い114.57kmを走破したアトレティコ。ここまでのCLの選手別走行距離を見ても、その運動量は際立っている。

 ここまでの選手別走行距離トップ10は、1位からアトレティコMFガビ(110.622km)、アトレティコFWアントワーヌ・グリーズマン(105.812km)、バイエルンDFフィリップ・ラーム(104.38km)、バイエルンMFトーマス・ミュラー(103.431km)、マンチェスター・シティMFフェルナンジーニョ(102.437km)、アトレティコMFコケ(101.513km)、アトレティコMFサウール・ニゲス(100.224km)、アトレティコDFフアンフラン(95.976km)、PSVのMFダビー・プロパー(95.282km)、パリSGのMFブレズ・マトゥイディ(94.965km)。アトレティコの選手がその半分を占める結果となっている。

 特筆すべきは、6位に位置するコケだろう。同選手はCLグループリーグでアスタナ戦、ベンフィカ戦と2試合を欠場し、わずか8試合の出場で100kmを走破している。欧州屈指のパス能力に豊富な運動量も併せ持つ、じつに稀有な選手と言えそうだ。

 アトレティコはCL準決勝でバイエルンと対戦。1974年のチャンピオンズカップ決勝の再現だが、当時の対決では第1試合でルイス・アラゴネス氏のフリーキックによって1-0のリードを奪ったものの、終了間際にバイエルンの同点弾を許し、再試合で0-4の大敗を喫した。その決勝はアトレティコがプパス(悲運)と呼ばれるきっかけだったが、今季に不名誉な評判を払拭できるか。いずれにせよ、アラゴネス氏の名言「勝って、勝って、また勝つ」を実現させるためには、「走って、走って、また走る」が不可欠となりそうだ。

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