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10人のレスター、敗戦濃厚から勝ち点1獲得! 30歳・岡崎は1日遅れのバースデー弾ならず

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[4.17 プレミアリーグ第34節 レスター・シティ2-2ウエスト・ハム]

 プレミアリーグは17日、第34節を行った。FW岡崎慎司が所属するレスター・シティはホームでウエスト・ハムと対戦し、2-2で引き分けた。なお、先発出場の岡崎は4月16日に30歳の誕生日を迎えたが、得点とはならず、後半14分にピッチを後にした。

 この試合を含めて残り5試合となった首位レスターは、あと3つ勝利すれば、周りの結果に関係なく、プレミア優勝となる。勝ち点差7で2位のトッテナムは明日18日に試合を控えているため、レスターは勝利してプレッシャーをかけたいところ。好調ウエスト・ハム相手にクラウディオ・ラニエリ監督は先発メンバーにはいつもの11人を送り込み、6連勝を目指した。

 しかし、レスターは開始2分にいきなりピンチを迎える。FKの名手MFディミトリ・パイェがゴール前に供給すると、MFシェイク・クヤテが頭で合わせる。決まったかと思われたが、GKカスパー・シュマイケルがわずかに触ったボールが右ポスト、左ポストと順に当たり、こぼれ球をGKシュマイケルが何とか止め、早々の失点は免れた。

 前半10分、右サイドの深い位置で岡崎がFKを獲得。キッカーのMFマーク・オルブライトンが入れたボールをフリーでDFロベルト・フートがヘッドで合わせたが、わずかにゴール右に外れる。それでも同18分、GKシュマイケルのロングスローからカウンター発動。MFエンゴロ・カンテのラストパスをPA内左で受けたFWジェイミー・バーディが左足でゴール右隅に突き刺し、スコアを1-0とした。

 トップ4入りに望みをつなぐためにウエスト・ハムは前節アーセナル戦でハットトリックを達成したFWアンディ・キャロルを投入。すると、同5分にパイェのCKからキャロルのヘディングシュートは枠を外れたが、早速持ち味を発揮した。

 レスターは後半10分に敵陣でMFダニー・ドリンクウォーターがインターセプトし、岡崎につなぐ。岡崎がPA内左からシュート性のクロスを送るが、わずかにバーディには合わなかった。同12分、最終ラインの裏をとったバーディがDFアンジェロ・オグボンナに倒され、主審が笛を鳴らす。PKかと思われたが、シミュレーションを取られ、バーディはこの日2枚目の警告で退場処分となった。

 10人となったレスターは直後に岡崎を下げて、上背のあるFWレオナルド・ウジョアを入れる。しかし、ウエスト・ハムの攻撃を耐える時間帯が続き、なかなか追加点を奪うことができない。すると、後半38分に右CKから競り合ったDFウェズ・モーガンがDFウィンストン・リードに倒され、PKを献上。これをキッカーのキャロルにゴール右隅に決められ、ついに同点に追いつかれてしまった。

 さらにウエスト・ハムは後半40分、右サイドでMFミカイル・アントニオが2人をかわしてクロスを上げる。逆サイドまで流れたボールをDFアーロン・クレスウェルが左足一閃。レスターもプレッシャーをかけていたが、鮮やかなシュートがゴール右隅に突き刺さり、2-1。このまま試合は終了するかと思われたが、後半アディショナル4分にキャロルがPKを献上し、これをウジョアが決めて、2-2の引き分けに終わった。

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