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セリエ残留争いで八百長? パレルモ会長の発言が騒動に

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 2部降格への恐怖から、思わず口走ったのだろうか。それとも、何かを知っているというのだろうか。パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長が、残留争いにおいて八百長があるかのようなコメントを発して騒がれている。

 今季、8回も監督を代えて混乱に陥ったパレルモは、残り5試合となったセリエAで勝ち点28の19位と苦しんでいる。残留ラインの17位カルピとは勝ち点3差だ。

 17日の前節でユベントスに0-4と完敗したパレルモにとって、さらに最悪な事態と言えるのが、同時間帯の試合でフロジノーネが最下位ベローナに2-1と勝利したことだ。アディショナルタイムの得点で勝ち点3を手にしたフロジノーネは、パレルモを抜いて18位に浮上した。

 ザンパリーニ会長は、このフロジノーネの決勝点に疑念を抱いているのかもしれない。イタリア『Rai』のラジオ番組に出演した際、次のように述べている。イタリアメディアが伝えた。

「フロジノーネのゴールの場面、ベローナの選手たちは別の方向を向いていた。ベローナの良識を疑っているのかって? 私はすべてを言った。君らメディアが試合を見たまえ。フロジノーネの会長は気分を害すかもしれない。だが、こういうケースでビデオ判定が使われるべきだ」

 ザンパリーニ会長の発言は、ベローナがフロジノーネに決勝点をプレゼントしたという疑念ととらえられても仕方がない。ベローナとフロジノーネは同日、公式声明で反論し、ザンパリーニ会長を批判している。

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