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フィテッセ、敵地でPSVに完敗…太田はオランダ代表FWとのマッチアップで奮闘

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[4.19 エールディビジ第32節 PSV 2-0 フィテッセ]

 エールディビジは19日、第32節1日目を行い、DF太田宏介の所属する8位フィテッセは敵地で2位PSVと対戦し、0-2で敗れた。3試合連続で先発出場した太田は後半45分に交代で退いた。

 最初にチャンスを作ったのはフィテッセだった。前半6分、味方のスルーパスを受けた太田が左サイド深くから左足でマイナスに折り返し、FWデニス・オリーニクがPA内中央で右足を振り抜く。しかし、相手DFにブロックされ、機先を制することはできなかった。

 徐々に地力の差を見せ始めたPSVは前半11分、太田のファウルによって得た右サイドのFKからネットを揺らすが、オフサイドの判定。それでも直後の同12分に右サイドを崩すと、MFダビ・プレパーがPA内右から左足で巻いたシュートをゴール左に叩き込み、難なく先制に成功した。

 早い時間にリードしたPSVがボールを持たせてカウンターを狙う戦いにシフトしたことで、フィテッセは敵陣に攻め込む回数こそ多かったが、マンツーマン気味に守るPSVのディフェンスを攻略できず。逆に相手の高速カウンターの脅威にさらされながら前半を0-1で折り返した。

 後半も先に好機を迎えたのはフィテッセ。後半2分に左サイドでFKを獲得し、キッカーの太田が左足でファーサイドの味方にピンポイントのクロスを届ける。だが、中央の競り合いでファウルを取られ、得点にはつながらなかった。

 太田の左足を生かして同点に追いつきたいフィテッセだったが、太田は同サイドでマッチアップするオランダ代表FWルシアーノ・ナルシングの対応に追われ、なかなか攻撃面で良さを発揮することはできず。すると後半26分、FWルーク・デ・ヨングにPKを決められ、2点のビハインドとなった。

 フィテッセは後半33分にゴール正面で直接FKのチャンスを迎える。セットされたボールの前に太田とDFマイケル・ファン・デル・ベルフが立ち、右キッカーのファン・デル・ベルフがシュートを放ったが、ゴール左へそれた。試合はそのまま0-2でタイムアップ。フィテッセはPSVに力の差を見せつけられ、3試合ぶりの黒星を喫した。

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