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[DFB杯]香川貫録アシスト!全得点に絡む!!原口との日本人対決制しドルトムントが3年連続決勝へ

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[4.20 DFBポカール準決勝 ヘルタ0-3ドルトムント]

 ドルトムントが3年連続8度目のDFBポカール(ドイツ国内杯)決勝へと勝ち進んだ。決勝の地であり、ヘルタ・ベルリンのホームであるオリンピアシュタディオンに乗り込んでのゲームになったが、ドルトムントは前半20分にMFゴンサロ・カストロのゴールで先制。3-0で勝利し、バイエルンの待つ決勝に駒を進めた。決勝は5月21日に行われる。

 19日の準決勝ではバイエルンがブレーメンに2-0で勝利。一足先に2年ぶりの決勝進出を決めていた。20日のもう一つの準決勝は今季のブンデスリーガで2位と4位の対戦。MF香川真司とMF原口元気による日本人対決にも注目が集まり、両選手はともにスターティングメンバーに名を連ねた。

 先制はドルトムントだった。前半20分、原口のチェックをかわして右サイドからMFヘンリク・ムヒタリアンがスルーパスを出すと香川が反応。香川は深い位置からマイナスに折り返す。ニアに走り込んだMFマルコ・ロイスがつぶれると、詰めていたゴンサロ・カストロが右足で蹴り込み、先手を奪った。

 1979年以来、37年ぶりの決勝進出を目指すヘルタは、前半のうちに追いつこうと終了間際に圧力をかける。しかし前半ラストプレーのチャンス、DFミッチェル・バイザーの突破からMFイェンス・ヘーゲラーがフリーでシュートチャンスを迎えるが、ボールはGKロマン・ビュルキの腕の中に収まる。

 後半に入り19分にはセットプレーからMFサロモン・カルーが押し込めばという場面を作るが、ゴールネットを揺らすことは出来なかった。ヘルタは同20分に原口を下げてFWユリアン・シーバーを投入。原口は攻撃面で見せ場を作ることが出来ず、無念の交代となった。

 ドルトムントは後半30分、カウンターから香川が右サイドを突破。マイナスにクロスを折り返すと、走り込んだロイスが右足で合わせて追加点。同33分の途中出場MFイルカイ・ギュンドアンのファーストプレーによるミドルシュートは右ポストを叩いたが、同38分にロイスがカウンターから香川が左サイドのロイスにパス。縦への突破を見せると、ファーサイドのムヒタリアンに通し、ダメ押しとなる3点目を奪った。香川はフル出場。全得点に絡む活躍で、決勝進出に大きく貢献した。


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