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大宮が耐えた! 鹿島の猛攻もスコアレスドロー…公式戦9戦負けなしに

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[4.30 J1第1S第9節 大宮0-0鹿島 NACK]

 J1リーグは30日、第1ステージ第9節を行った。NACK5スタジアム大宮では6位大宮アルディージャと3位鹿島アントラーズが対戦し、0-0で引き分けに終わった。

 公式戦8試合負けなし(4勝4分)で好調の大宮は前節・湘南(1-0)戦からメンバーを入れ替えず、この試合に臨む。対する鹿島は、前節・柏(0-2)戦から2人を代え、出場停止明けのFW金崎夢生が先発に復帰。DF伊東幸敏が今季リーグ戦初先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 2週間前の16日にチケットが完売した注目の一戦。オープンな序盤から徐々に鹿島がMF柴崎岳の多彩なパスなどで流れをつかむと前半23分、左CKからキッカーのMF遠藤康が入れたボールをDF植田直通が打点の高いヘッド。これでゴールネットを揺らしたが、プッシングのファウルを取られ、ノーゴールの判定。さらに左サイドを中心に攻め込むと再び左CKを獲得し、DF昌子源が頭で合わせたが枠を捉えきれなかった。

 大宮は序盤こそカウンターからチャンスを作り、前半19分にMF泉澤仁のパスをFW江坂任がPA内左のスペースで受けて左足シュートを放つ場面もあったが、MF家長昭博を抑え込まれ、なかなか攻撃の形が作ることができない。それでも前半はDF菊地光将を中心とした堅い守備で鹿島の攻撃をしのぎ、前半をスコアレスで終えた。

 後半最初にチャンスを作ったのは鹿島。後半3分、PA内右で伊東のシュートのこぼれ球を拾った遠藤が反転から左足シュートを放つ。ゴール左隅にコントロールされたボールが枠を捉えたがGK加藤順大のファインセーブに阻まれる。同14分には素早いリスタートで右サイドを抜け出した金崎が中央に走り込んだMFカイオに折り返すもDF奥井諒のスライディングに防がれ、直後のFW土居聖真の胸トラップからの左足ボレーは大きくふかしてしまった。

 リズムを変えたい大宮はミスが目立ったFW江坂任を下げてMF岩上祐三を投入。家長のポジションを1列上げ、MF横谷繁が右、岩上はボランチに入った。それでもボールをなかなかつなぐことができないでいると、同26分には泉澤を下げて、今季リーグ戦では2分の出場にとどまっているMFマテウスを入れた。鹿島も同28分に土居に代えてMF鈴木優磨、同35分にMF中村充孝を入れて攻撃の活性化を目指した。

 終盤に向けては大宮が攻勢を強めた。後半40分、家長がカウンターからドリブルで攻め上がり、左のFWドラガン・ムルジャに送るもシュートまで持ち込むことができず、同42分には岩上のロングスローも飛び出したが、決めきれず。鹿島も同45分にFWジネイを入れたが猛攻も実らず、0-0で引き分けに終わった。

(取材・文 清水祐一)
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