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かつてユーベ移籍も断った38歳ディ・ナターレ、ウディネーゼ退団を発表

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 ウディネーゼFWアントニオ・ディ・ナターレ(38)が29日の会見で、今シーズン限りで退団することを明らかにした。

 2004年からウディネーゼでプレーし、セリエA通算200ゴールという大記録も達成したディ・ナターレだが、今季はリーグ戦1ゴールに終わっている。先発出場は12試合。一時はシーズン途中に就任したルイジ・デ・カーニオ監督との確執も騒がれた。

 負傷で戦列を離脱しているディ・ナターレは、30日のセリエA第36節トリノ戦にも出場できない。だが、キャプテンは会見に出席し、5月15日の最終節カルピ戦に出場したいと述べた。それがウディネーゼでのラストゲームとなるからだ。イタリアメディアがコメントを伝えた。

「残念ながら、僕は2か月前から負傷しており、明日のような大事な試合にも出場できない。チームは今、残留を祝うことだけを目標にしている。僕はカルピ戦に間に合わせたいと思っているよ。カルピ戦がウーディネでの僕のラストゲームとなる」

「この12年のピッチ内外でのことを感謝するばかりだ。去るときは胸を張って去る。僕はすべてを尽くしたからだ。ピッチでやってきたことも、ピッチの外での選択も、誇りに思っている。ここに残るためにやってきたことを誇りに思うということだ。忘れている人もいるけど、僕は多くのチーム(からのオファー)を断ってきた。人生最高の12年間だったよ」

 ウディネーゼ退団の意向を明かしたディ・ナターレだが、現役引退については決断していないようだ。「(フランチェスコ・)トッティに聞かないといけないね」と冗談を飛ばし、次のように続けた。

「僕は年をとっているけど、調子は良いと感じているんだ。今はトリノ戦のことを考えよう。素晴らしい試合をして、残留決定を祝えるように願っている。そして、カルピ戦が終わってからどうなるのか様子をみよう」

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