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岡崎先発レスターの初Vは持ち越し…マンUとドローもトッテナムが引き分け以下で今節優勝決定

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[5.1 プレミアリーグ第36節 マンチェスター・U 1-1 レスター・シティ]

 プレミアリーグは1日、第36節を行い、FW岡崎慎司が所属する首位レスター・シティはオールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、1-1で引き分けに終わった。先発した岡崎は後半22分までプレーした。

 レスターは昨季、残り9試合の時点で最下位と降格の危機に瀕していたが、重圧のかかる終盤戦で7勝1分1敗と驚異的なラストスパートで奇跡の残留を果たすと、クラウディオ・ラニエリ監督に代わった今季も勢いそのままにリーグを快走。残り3試合の時点で2位トッテナムと勝ち点7差の首位に立っている。このユナイテッド戦で勝利すれば、クラブ創設132年目でプレミア初制覇が決まる。

 4月17日の第34節ウエスト・ハム戦で主審へ暴言を吐いたとしてFWジェイミー・バーディが2試合出場停止。この試合もエース不在となったが、前節スウォンジー戦で2得点を挙げたFWレオナルド・ウジョアの他、メンバーを変えずに大一番に臨む。対するホームで優勝を阻止したいユナイテッドは24日のFA杯準決勝エバートン戦から1人を入れ替え、MFアントニオ・バレンシアが先発に名を連ねた。

 積極的な入りを見せたのはユナイテッド。押し込む時間が続くとその流れで先制点を挙げる。前半8分、右サイドを駆け上がったバレンシアが切り返しで相手をかわして右足アウトでクロスを供給すると、ファーサイドまで流れたボールをFWアントニー・マルシャルが右足で流し込み、1-0。同14分には左サイドのDFマルコス・ロホのクロスをMFマルアン・フェライニが落とし、MFジェシー・リンガードが右足シュートもGKカスパー・シュマイケルの好守に防がれ、早々の追加点とはならなかった。

 すると、チャンスらしいチャンスがなかった劣勢のレスターが同点に追いつく。前半17分、MFダニー・ドリンクウォーターがFKからゴール前に入れたボールをDFウェズ・モーガンがヘッドで押し込み、1-1。レスターが早い時間帯にスコアをタイに戻した。しかし、その後はユナイテッドのテンポの良いパスに苦しめられ、なかなか敵陣でプレーすることができない。同31分にはCKの流れから最終ラインのDFダニー・シンプソンがリンガードにボールを奪われ、飛び出したGKシュマイケルが防ぎ、冷や汗をかいた。

 前半はユナイテッドの攻撃を耐える時間帯が続いたレスター。後半6分、得意のカウンターからPA内右に侵入したシンプソンが折り返すも、相手DFにわずかに当たり、ニアに滑り込んだ岡崎には合わず。同8分には岡崎の落としからウジョアが右足ボレーを放つなど、後半はレスターが良い入りをした。ユナイテッドは同17分にリンガードを下げてMFフアン・マタを入れ、攻撃のリズムを変えようとした。

 サイドから攻撃を組み立てるユナイテッドは後半33分、FWウェイン・ルーニーが左サイドから上げたクロスをDFクリス・スモーリングがヘッドもGKシュマイケルの横っ飛びセーブに阻まれる。同42分には途中出場のFWメンフィス・デパイがドリンクウォーターに倒されて、FKを獲得。これでドリンクウォーターがこの日2枚目の警告を受け、ユナイテッドが数的優位に立った。

 10人となったレスターはユナイテッドの猛攻を耐えしのぎ、1-1で引き分けで試合を終えた。レスターはこの試合で優勝を決めることはできなかったが、明日2日に2位トッテナムがチェルシーと引き分け以下に終われば、今節のプレミア制覇が決まる。

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