beacon

ようやく生まれた“初ゴール”…岡山FW赤嶺「自然とゴール裏に向かった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[5.3 J2第11節 横浜FC 0-2 岡山 日産ス]

 ここまで全試合フル出場。しかし、ファジアーノ岡山の最前線にポジションを取るFW赤嶺真吾にゴールはなかった。

 横浜FC戦でも体を張ったポストプレーで攻撃の流れを生み出していた赤嶺だったが、自身にシュートはなく、チームにも得点が生まれないまま前半を折り返す。しかし、後半21分に待ち望んでいた瞬間が訪れた。

 FW豊川雄太が鮮やかに右サイドを突破。「トヨ(豊川)が良い抜け出しをしたので、中に入れてくれることを信じて自分も走った」とゴール前に進入すると、豊川が送った鋭いグラウンダーのクロスをワンタッチで合わせてゴールを陥れ、値千金の先制点を奪取した。

「本当に良いボールが来ました。ああいう形は自分が一番得意とする形かなと思います」

 11試合目にして生まれた移籍後初ゴール。ボールがネットを揺らしたことを確認すると、サポーターの元へと一目散に向かう。「なかなかゴールが生まれない中でもずっと応援してもらっていたので、自然とゴール裏に向かいました」と背中を押し続けてくれる12番目の戦士たちと喜びを爆発させた。

「とりあえず1点取れました」と安堵の表情を浮かべた点取り屋は、「チームとしては連勝が上位に行くために必要。そのためには自分を含めてFW陣がゴールをとっていくことが大事だと思う」と今後のゴール量産を誓う。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J2]第11節 スコア速報

TOP