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[CL]アトレティコが2年ぶり決勝進出!! 電光石火の速攻からグリエーズマンが値千金のAG奪取

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[5.3 欧州CL準決勝第2戦 バイエルン 2-1 A・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は3日、決勝トーナメント準決勝第2戦を行い、バイエルン(ドイツ)とアトレティコ・マドリー(スペイン)が対戦。前半31分にMFシャビ・アロンソ、後半9分にFWアントワーヌ・グリーズマンがゴールを奪い1-1で迎えた同29分にFWロベルト・レバンドフスキが決勝点を決めて、バイエルンが2-1の勝利を収めた。2試合合計2-2となったものの、アウェーゴールで上回ったアトレティコが2年ぶりの決勝進出を果たした。

 ホームで行われた第1戦を1-0で制しているアトレティコは前半6分、FKを受けたMFガビがロングシュートを枠内に飛ばしたがGKマヌエル・ノイアーの守備範囲に飛んでしまう。その後は逆転での決勝進出を狙うバイエルンがリズムを創出するが、同17分にMFアルトゥーロ・ビダルがミドルレンジから放った左足シュートはGKヤン・オブラクに処理されてしまった。

 攻勢を強めるバイエルンは前半20分に最終ラインのDFジェローム・ボアテングのロングパスから抜け出したMFトーマス・ミュラーがつなぎ、レワンドフスキが決定機を迎えるが、距離を詰めたオブラクに阻まれてしまう。しかし同31分、ゴール前でFKを得ると、X・アロンソが直接狙ったシュートがDFホセ・ヒメネスに当たってコースが変わりゴールマウスに吸い込まれ、2試合合計スコアを1-1とした。

 さらに前半33分にはバイエルンがCKを得ると、PA内でDFハビ・マルティネスがヒメネスのファウルを誘ってPKを獲得。しかし、キッカーを務めたMFトーマス・ミュラーがゴール左を狙ったシュートがオブラクにストップされて2試合合計での勝ち越しのチャンスを逃した。

 1-0とバイエルンがリードしたまま後半を迎えると、アトレティコはMFアウグスト・フェルナンデスに代えてMFヤニック・カラスコを投入して流れを変えようと試みる。すると同9分にカウンターを発動させると、FWフェルナンド・トーレスのスルーパスから完全に抜け出したグリエーズマンがノイアーとの1対1を制してネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 2試合合計スコアで再びリードを奪われ、決勝進出のためには2点が必要になったバイエルンが圧力を強めるが、後半22分のX・アロンソのミドルシュート、同25分のレワンドフスキのボレーシュートがともにオブラクに阻まれるなど、なかなかゴールを奪えない。しかし同29分、左サイドからDFダビド・アラバが送ったクロスをビダルが折り返すと、レワンドフスキがヘッドで突き刺して2-1と勝ち越しに成功して決勝進出まであと1点に迫った。

 後半34分にはF・トーレスがPA内でJ・マルティネスのファウルを誘ってPKを獲得し、アトレティコが勝負を決めるチャンスを迎えたものの、キッカーを務めたF・トーレスのシュートはノイアーにストップされてしまう。その後は決勝進出のためにバイエルンがゴールを狙い続けたが最後まで3点目は生まれず。第2戦はバイエルンが2-1で勝利して2試合合計2-2としたが、アトレティコがアウェーゴールで上回って2年ぶりの決勝進出を決めた。


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