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[MOM1766]市立船橋DF真瀬拓海(3年)_果敢な攻撃参加実り、貴重な同点弾

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[5.1 高円宮杯プレミアリーグEAST 青森山田高 1-1 市立船橋高 青森山田高G]

 前半からボールの保持率では青森山田高を上回った市立船橋高だが、なかなか得点を挙げられない中、PKで先制を許す厳しい試合展開。ビハインドを背負ったアウェー戦で貴重な同点弾を挙げたのは“超攻撃型”の右SB真瀬拓海(3年)だった。

 前半から果敢にオーバーラップを仕掛け、クロスを上げ続けた。「(相手陣内に)持って行くまでは良かったが、最後のクロスが全然合わず、ミスが多かったので、修正して成長していきたい。相手(の身長)が高いので下に速いボール、GKとセンターバックを滑らせるボールを意識したがうまくいかなかった」。何度も青森山田守備陣に阻まれ、クロスから得点につなげることはできなかった。「今日は7~8割ミスキックなので、質をもっと上げて欲しい」と朝岡隆蔵監督もこの日のクロスの質に関しては手厳しかった。

 それならば、と自身のゴールを狙い、ゴール前へ飛び込んで行くと、後半26分にチャンスが巡ってきた。左SB杉山弾斗(2年)のクロスに対し「クロスが入ってきて競ったら、ボールが転がってきた」。倒れ込みながらボールをゴールに押し込んだ一撃が、同点ゴールとなった。

「まだ負けなし(2勝2分)なので、次の試合も勝って優勝争いに食い込んでいけるように頑張っていきたい」。“超攻撃的”右SBはさらなるチームへの貢献を誓った。朝岡監督は「運動能力が高い選手なのが一番の魅力」と真瀬を評価。自慢のスピードを生かし、90分間上下動を続けられるのに加え、クロスやシュートの質が上がってくればさらに怖い存在へと成長できるだろう。

(取材・文 小林健志)
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