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4-4-2のトップ下で先発も3戦連発ならず、香川「11人で守られたら…」

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[5.7 ブンデスリーガ第33節 フランクフルト1-0ドルトムント]

 ブンデスリーガは7日、第33節を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でMF長谷部誠所属のフランクフルトと対戦し、0-1で敗れた。この日は中盤をダイヤモンド型にした4-4-2のトップ下で先発した香川だが、3試合連続ゴールはならず、チームも16試合ぶりの黒星を喫し、逆転優勝の可能性が消滅した。

「立ち上がり15分、20分やった感覚でなかなか難しいなとは感じていた」。中盤をダイヤモンド型にした4-4-2の新システムに戸惑いを隠せなかった香川。「ミーティングの中で説明はあったし、そのメリットをしっかり生かそうと思ったけど、なかなか難しかった」と率直に語った。

 相手も残留争いの佳境で、守備を固めてくることは予想できた。「11人で守られたら、そんなに甘くない。バイエルンにも守り切ったところがある」。フランクフルトは昨年10月30日の第11節でバイエルンを無得点に抑え、スコアレスドローで王者の開幕からの連勝を10でストップさせていた。

「守備は堅かったし、しっかりと(自分たちを)研究してきて、3バックとダブルボランチでコンパクトに守って、僕らにスピードを与えなかった。そういう意味では失点が痛かったのかなと思う」

 フランクフルトは前半14分、右CKのショートコーナーから長谷部のクロスにMFシュテファン・アイグナーが頭で合わせ、先制点。結局、この1点が最後まで重く響いた。「前半を無失点で終わることが何より大事だった」と悔やんだ香川。チームとしても3月5日のバイエルン戦(0-0)以来、今季3度目となる無得点に終わり、リーグ戦では2016年初黒星を喫した。

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