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シメオネ、今季リーガを「とても良い」と振り返るも…「素晴らしいのは優勝」

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 14日のリーガ・エスパニョーラ第38節、3位アトレティコ・マドリーセルタ戦に2-0で勝利し、クラブ歴代2番目の記録となる勝ち点88でリーグ戦を終えた。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、今季リーガを「とても良い」ものにしたとの見解を口にしている。

 スペイン『EFE通信』と『ムンド・デポルティボ』が、アルゼンチン人指揮官のコメントを伝えた。

「今季のリーガはとても良いものになった。チームのために決断を下すべきときには、しっかりそうすることができた。1シーズンの間にはジェットコースターのような状況がいつだって生まれるが、我々はそれをうまく制御したんだ」

「プレー面に関しては守備面で再び輝きを放った。我々は3シーズン連続で最小失点チームとなったんだ。また新たに加わった若手選手は素晴らしい形で適応し、チームの成長につながったね。我々はリーガをとても良い形で終えた。ただ、それでも素晴らしくはない。素晴らしいというのは王者になることなのだから。もちろん、我々はこのリーガの歴史にとても良い数字を残しているがね」

 一方で、来季に今季と同じだけの成果を収めるのは、困難な挑戦との考えも述べている。

「3位の座を手にするという目標は達成した。我々は自分たち自身と戦うことで、さらに良い形で働くことができている。だが来季は確実に厳しいものとなるし、今季の数字を超えていくことは困難であるはずだ」

「いずれにしても、世界最高のチームと争えていることには満足しているよ。レアル・マドリーバルセロナバイエルンと競っているという事実が、ひとりでに物語っているはずだ。彼らと勝ち点3差でリーグ戦を終えるということからは、懸命に働けば実現できることがあるという感触を得られるわけだよ。そう、彼らは疑いの余地なく、本当に良いチームなのだから」

 また、この試合でも1得点を記録するなど、好調を維持するFWフェルナンド・トーレスについても言及。同選手はクラブとの契約延長交渉を開始したと報じられている。

「契約に関して、私は選手の収める結果に準じた意見をクラブに伝えるが、そこからはクラブの仕事となる。フェルナンドは決してあきらめることなく、困難な時期を乗り越えた。彼は私に、ただのアイドルとしてアトレティコに復帰することは望んでいないと言っていたね。自分は選手としてのフェルナンドを必要としているし、ここ数か月間の彼はとても、とても素晴らしいレベルにある」

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