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コンテ、かつての八百長疑惑で無罪に「悪夢に終止符が打たれた」

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 イタリア代表のアントニオ・コンテ監督が、ようやく両肩の重しを取り除くことができた。16日、2011年の八百長疑惑に関する裁判で無罪を勝ち取ったのだ。

 コンテ監督はシエナを率いていた2011年のアルビーノレッフェ戦で、八百長行為があったのを黙認していたとの疑いが生じ、イタリアサッカー連盟から4か月の停止処分も科されていた。

 だが、刑事裁判で無罪と認められ、コンテ監督は晴れた心でEURO2016に臨めることとなった。同監督は大会後に退任することが決まっており、来季からチェルシーを率いる。

 コンテ監督は自身の『フェイスブック』で、次のように喜びを表した。

「4年前、朝の5時に自宅で家宅捜索されたときから悪夢が始まった。それは終わらないかのように思えたときもあった。近くで私を知る人は、恥ずべき八百長・違法賭博に自分の名前が関連づけられるなど、考えるだけでも私がいかに苦しんだかを知っているだろう」

「今日、ようやく、このひどい話に終止符が打たれた。自分のライフスタイルを裏切った者の言葉を、たとえ一瞬でも信じなかった多くの人たち、そして家族に感謝している。私はスポーツマンであり、犠牲を払い、完全に尽力することでしか成功にたどり着く方法を知らない」

 一貫して潔白を主張してきたコンテ監督は、今後に向けてさらなる意気込みも見せた。

「ひどい経験だったが、私は胸を張って立ち向かった。これまでの人生やスポーツにおける行動と同じように、裁判でも楽な近道を探すことをしない道を選んだことがそれを示している」

「私が公正だと疑わないでいてくれたすべての人に感謝したい。そして、私はこれによって以前よりも強くなり、さらなるモチベーションを感じるようになったと言っておく」

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