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「うまい選手と戦えて楽しかった」充実感滲ませるFC東京MF米本

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[5.17 ACLラウンド16第1戦 FC東京 2-1 上海上港 東京ス]

 攻守に圧倒していた。特に前半は立ち上がりからシュート場面を幾度となく創出し、上海上港にチャンスらしいチャンスを作らせず。FC東京MF米本拓司は「良い形で入れた思う」と充実の表情を浮かべた。

 中盤での争いを制し、主導権を握った。「僕らのところで負けたら後ろの選手はきついと思っていた。僕と羽生(直剛)さんでしっかり追い回して、秀くん(高橋秀人)がしっかりとバランスを取ってくれた」。相手ボールホルダーへのチェイシングを怠らず、ルーズボールには素早く反応して回収し、攻撃へとつなげる。

 相手のトップ下には背番号10を背負うMFダリオ・コンカが入っていた。ブラジル全国選手権優勝を経験し、MVPにも輝いたアルゼンチン人MFにも簡単には自由を与えなかった。

「コンカ選手はどこにでもボールが蹴れる位置にボールを置いていて、飛び込めない場面もあったけど、かわされても必死についていくことを意識していた。すごく、うまい選手と戦えて楽しかった」

 前半11分の決定機を外したことで、「そういうところを決めないと苦しい展開になる」と悔しさを滲ませつつも、「皆がチームのために走った結果勝つことができたと思う」と喜びを表すと、「アウェーでも勝てるように準備できればいい」と1週間後に行われるアウェー戦での必勝を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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