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[MOM1777]市立船橋DF前山元希(1年)_声と予測武器のCB、前日の課題改善して快勝貢献

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.15 U-16 Rookie League A group第2節 矢板中央高 1-4 市立船橋高 時之栖うさぎ島5グラウンド]

 前日の課題を改善して勝利へ導いた。市立船橋高のCB前山元希は「昨日はチャレンジ&カバーが課題でした。(相手の)FWが1枚いて潰しきれないところがあったんですけど、きょうはそれを意識して、相手は2トップだったんですけど2人でしっかりと潰すことができたシーンが昨日よりも多かった」。コーチングの部分でも持ち味を発揮し、チャレンジする部分でも厳しいチェックを見せていた前山はCB古橋智也とのコンビで矢板中央高の2トップに仕事をさせず、試合の流れを引き寄せた。

 後半に1失点したものの、2試合で11得点を叩き出している矢板中央に一度もリードを許さずに勝利。「(1年生チームでは)自分も今回から出たんですけど、出場機会ない人もみんな狙っているのでチャンスをしっかり掴めるようにしていきたいです。全国まで続くんで、1年生全員でしっかり戦っていきたい」と気を緩めることはなかった。

「自分はそんなに能力がなくて、足も速くない。元々チームを鼓舞したり、声かけるプレーヤー。今はスピードなくても予測とかでカバーできるプレーヤーを目指しています」という。市立船橋には下級生時からレギュラーを務めてきたU-19日本代表候補DF杉岡大暉、DF原輝綺という参考になる3年生CBたちがいる。「(左利きの)杉岡さんも凄いんですけど、自分右利きなんで原さんのプレーを見て参考にしています」。先輩たちの動きを見て、学んで自分自身を磨いている。
 
 市立船橋は11年度の全国高校選手権でMF和泉竜司(現名古屋)らを擁して優勝。京都出身の前山はそれを見て以来、千葉の名門のことを意識してきたという。そして進学を決断。入学後、1年生でトップチームでプレーする選手たちを見て「練習でもそういう人たちはみんな意識高いんで、自分も負けないようにやっていきたい」と意識をまた高めている。まずはトップチームに上がること。そして自身を磨いて日本一になるという目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
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