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[Rookie League]まさかの大敗から切り替えた前橋育英が武南に快勝、“全国”とリベンジ目指す

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[5.15 U-16 Rookie League A group第2節 武南高 0-5 前橋育英高 時之栖うさぎ島2グラウンド]

 関東・静岡の強豪18校の1年生たちが真剣勝負の場で成長を目指す「2016 U-16 Rookie League」A group第2節が15日に行われ、昇格組の武南高(埼玉)と3年ぶりの優勝を狙う前橋育英高(群馬)との一戦は5-0で前橋育英が快勝した。

 前橋育英は前日の矢板中央高戦でまさかの1-6敗戦。前半に先制した後、追加点のチャンスを逃すと、後半に失点を重ねてしまう。そして集中力を切らしたチームは大量6失点。大敗を喫してしまった。今回の遠征にはAチームの選手達も帯同していたが、プライドをへし折られる結果に。だが、屈辱を味わったイレブンは意識を変えて臨んだ武南戦で大勝を果たした。

 FW榎本樹は「お風呂とかでみんな切り替えるしかないと話していました。吹っ切れたんできょうは良かったです」。その前橋育英は前半5分、左SB吉田和暉のゴールで先制。26分にはMF長澤壮竜のCKをCB府川宙史が頭で決めて2-0と突き放す。

 だが、櫻井勉コーチも認めていたように個々が良さを発揮することができず。対する武南はカウンターからFW新井英博や右SB平野猛、MF瀧昂生が思い切った突破を見せるなど反撃。PAに迫りシュートシーンもつくり出していた。

 それでも前橋育英は後半16分、交代出場DF石井陽向の突破からラストパスを交代出場の榎本が決め3点目。その後もFW高橋優斗が2点を加えて快勝した。

 榎本は「今年から全国があるんで、まずは全国行って自分たちがどのくらいできるのか試したいです」。優勝、そして上位に入ってU-16の“全国選抜大会”で力試ししたいという思いがある。また、櫻井コーチは6月末に矢板中央と練習試合で再戦することが決まっていることを明言。この日、悔しさをぶつけた前橋育英イレブンは矢板中央に「やられっぱなし」で終わるつもりはない。

(取材・文 吉田太郎)
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