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[MOM1778]前橋育英FW榎本樹(1年)_限られた出場時間も持ち味発揮してアピール

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.15 U-16 Rookie League A group第2節 武南高 0-5 前橋育英高 時之栖うさぎ島2グラウンド]

 5-0で快勝した前橋育英高だったが、櫻井勉コーチは個々の選手には厳しい評価を与えていた。もっと、もっとできるはず――。その中で持ち味を出したひとりが交代出場して1ゴールを記録したFW榎本樹だった。

 182cmの長身FW榎本は「自分は背が高くて競り合いとか強いので、まずゴールキックとかしっかりと跳ね返してリズムをつくって行こうと心がけました」。投入3分後の後半16分、「80パーセントえぐって行った選手のゴールだと思います。自分は入れただけ」と言いながらもDF石井陽向のマイナスのラストパスをコントロールから決めると、打点の高いヘッドは攻守でチームの武器に。チーム4点目にも絡むなど短い出場時間の中でアピールした。

 まだ中学生だった2年前、前橋育英が埼玉スタジアムで全国高校選手権決勝を戦った試合を観戦。その強豪に憧れて進学し、力を磨く。高さ、そして好きな選手として挙げるFWジエゴ・コスタ同様に「自分もガッツはあると思います」という特長を活かして厳しいメンバー争いを勝ち抜く意気込みでいる。

 そして「(前橋育英は)まだ選手権で全国優勝したことがないので、全国優勝して、インターハイでも優勝して、プレミアも上がって3冠達成したいです」。成長を遂げ、タイガー軍団の一員としてその目標を必ず果たす。

(取材・文 吉田太郎)
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