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長谷部も足つる死闘…フランクフルトが入れ替え戦の末、1部残留果たす

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[5.23 ブンデスリーガ入れ替え戦第2戦 ニュルンベルク0-1フランクフルト]

 ブンデスリーガは23日、入れ替え戦(昇降格プレーオフ)の第2戦を行い、MF長谷部誠の所属する1部16位フランクフルトはアウェーで2部3位ニュルンベルクと対戦し、1-0で勝った。この結果、2試合合計2-1としたフランクフルトの1部残留が決定。3シーズンぶりの1部復帰を目指したニュルンベルクだが、来季も2部で戦うことが決まった。長谷部は中盤でフル出場し、チームの完封勝利に貢献した。

 ホームでの第1戦を1-1で終え、敵地に乗り込んだフランクフルトだが、試合開始早々にアクシデントに見舞われた。MFマルク・シュテンデラが右膝を痛め、前半11分にMFマルコ・ファビアンと交代。0-0ではアウェーゴールの差で2部降格が決まるフランクフルトはボールポゼッションを高め、試合の主導権を握るが、ニュルンベルクの堅い守りをなかなかこじ開けられなかった。

 前半34分、FWハリス・セフェロビッチの左足ミドルはGKがキャッチ。その後も遠めからのシュートが目立ち、前半45分のMFサボルチ・フスティ、同アディショナルタイムのセフェロビッチのミドルシュートはいずれもGKに弾かれた。

 スコアレスで折り返した後半も試合の流れは変わらず、フランクフルトが押し込む時間が続く。後半13分には、入れ替え戦第1戦から実戦復帰した故障明けのFWアレクサンダー・マイヤーを投入。さらに攻勢を強めて1点を取りに行くと、後半21分、左サイドからドリブルでPA内に切れ込んだMFミヤト・ガチノビッチが縦に仕掛けてゴール前に折り返し、セフェロビッチが右足を伸ばしてゴールに流し込んだ。

 先制したフランクフルトが2試合合計2-1とリードを奪うと、今度は一転してニュルンベルクが反撃に出る。後半29分には2選手を同時交代。スタジアムの後押しも受けて前へ前へ仕掛けるが、フランクフルト守備陣も体を張って対抗した。ニュルンベルクは後半39分、190cmのDFエベン・ホフランドを前線に投入。パワープレーに打って出るが、最後まで追いつくことはできなかった。

 試合終盤には長谷部も左足をつるなど、選手全員がハードワークを見せ、あからさまな時間稼ぎも含めた狡猾な試合運びで後半アディショナルタイムの4分間も含めて1-0で逃げ切ったフランクフルト。2試合合計2-1とし、入れ替え戦の末、1部残留を果たした。

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