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アクシデント続きのU-23代表、CB喜田に左SB井手口…トゥーロン最終戦は黒星

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[5.27 トゥーロン国際大会B組第4節 U-23日本 0-1 U-23イングランド フランス]

 U-23日本代表は27日、トゥーロン国際大会B組第4節でU-23イングランド代表と対戦。前半15分にPKで先制されたU-23日本は、その後反撃に出たものの最後までゴールを奪えずに1-0の完封負けを喫し、1勝3敗で大会を後にすることになった。

 U-23日本は第3節のU-23ギニア戦から先発6人を変更。DF岩波拓也(神戸)とDF亀川諒史(福岡)が負傷離脱した最終ラインでまたもやアクシデントが発生して、DF三浦弦太(清水)が負傷でベンチ外となり、CBにはボランチが本職のMF喜田拓也(横浜FM)が起用された。

 4-4-2のシステムを採用してGKに中村航輔(柏)、最終ラインは右からファン・ウェルメスケルケン・際(ドルトレヒト)、喜田、DF植田直通(鹿島)、DF三丸拡(鳥栖)、ボランチにMF大島僚太(川崎F)と井手口陽介(G大阪)を並べ、右サイドハーフにMF野津田岳人(新潟)、左サイドハーフにMF矢島慎也(岡山)、2トップにFWオナイウ阿道(千葉)とMF南野拓実(ザルツブルク)を配置した。

 第3節のU-23ギニア戦で2-1の勝利を収めて今大会初白星を獲得しながらも、1勝2敗でグループリーグ敗退が決まったU-23日本。最終戦での勝利を目指すが、前半14分に左サイドからMFジョン・スウィフトにPA内に進入されると、三丸が倒してPKを献上。これをMFルイス・ベーカーに沈められて先制を許してしまった。

 前半26分には野津田のパスからオナイウがミドルレンジから狙うもGKの守備範囲に飛び、同33分には野津田の縦パスを受けた南野がDFをかわして左足シュートを放ったがゴールマウスを捉えることができず。同39分にはベーカーにミドルシュートでゴールを脅かされたものの、中村が弾き出して追加点を許さなかった。

 1-0とリードされたまま後半を迎えると、後半9分にはゴール前で得たFKを野津田が直接狙うも、壁に当たったボールはゴール左に外れた。同11分にはオナイウに代わってMF原川力(川崎F)がインサイドハーフに投入され、井手口をアンカーに配した4-3-3にシステムを変更。すると同12分にはゴール前のこぼれ球に反応した野津田が狙いすましたダイレクトボレーを放つが、ボールはクロスバーを叩いて同点ゴールとはいかなかった。

 後半15分にはMFマット・グライムスに直接FKでゴールを脅かされたが、これはポストに救われる。同19分には矢島に代えてFW富樫敬真(横浜FM)を1トップに投入し、南野が左サイドにポジションを移す。さらに同27分には野津田に代えてMF鎌田大地(鳥栖)、三丸に代えてMF前田直輝(横浜FM)を投入。システムを4-2-3-1に変更して左SBには井手口が入った。

 その後は最後まで同点ゴールを狙って攻撃を仕掛けたものの、決定機を創出できずに1-0の完封負けを喫した。


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