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山形がディエゴのPK弾で7戦負けなし…敗れた岐阜は今季3度目の2連敗に

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[5.28 J2第15節 岐阜0-1山形 長良川]

 モンテディオ山形がFWディエゴのPKによる1点を守り抜き、1-0でFC岐阜を下した。山形は3試合ぶりの勝利で7試合負けなし(4勝3分)とし、敗れた岐阜は今季3度目の2連敗を喫した。なお、山形のアウェー岐阜戦の勝利は、自動昇格圏内の2位でクラブ史上初の昇格を果たしたシーズンの08年J2第40節(2-1)以来となった。

 立ち上がりは両チームとも相手の守備を崩し切れず、大きなチャンスがないまま時間が経過。それでも前半15分にMFアルセウがファーストシュートを打ったのをキッカケに、山形がペースをつかむ。

 前半21分、右のハーフウェーライン付近からアルセウが長いボールを送ると、裏を取ったDF山田拓巳がPA内右でDF磐瀬剛に後ろから倒され、PKを獲得。キッカーのディエゴが左足でゴール右隅に突き刺し、同23分に山形が先制に成功した。

 ホームの岐阜も前半28分、右サイドのFKからMF水野泰輔がストレート性のクロスを送ると、飛び出したGK山岸範宏とFW瀧谷亮の競り合いからボールがこぼれ、ゴール前のDF阿部正紀が頭から飛び込むが、相手DFに阻止される。さらにルーズボールを拾って二次攻撃を仕掛け、PA手前右から水野が右足で強烈なシュートを放つも、クロスバーの上へ。前半は山形の1点リードで折り返した。

 後半に入り、先にチャンスを作ったのは岐阜。後半3分にMF田中達也が右サイドを突破してクロスを送り、ニアで受けたFWエヴァンドロがトラップから右足を振るが、シュートは右外のサイドネットに直撃した。

 追加点を狙う山形は後半12分、MF伊東俊が自陣から長い距離を持ち運びながら複数のマークを引き付け、左でフリーのMF汰木康也にはたく。汰木は相手DFの寄せを反時計回りのターンでいなし、PA内左から右足でシュート。しかし、ファーを狙ったボールは枠をとらえ切れなかった。

 岐阜は徐々に山形を押し込むと、後半19分にPA内右でエヴァンドロが右足でシュート。だが、再び右側のサイドネットに当ててしまう。同23分にはPA手前のエヴァンドロが粘ってつなぎ、混戦から瀧谷が左足で狙うも、相手に当たってゴールを外れた。

 後半途中からはほぼ岐阜の一方的な展開。後半28分にPA手前やや左の良い位置でFKのチャンスを迎え、途中出場のMF風間宏矢が右足でカーブをかけたシュートを打つも、ゴール左上にそれた。その後も猛攻を仕掛けた岐阜だったが、最後まで1点が遠く、無得点でタイムアップ。岐阜の攻撃をしのいだ山形が敵地で勝ち点3を獲得した。

●[J2]第15節1日目 スコア速報

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