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監督としてもCL制覇を果たしたジダン「この場面を夢見ていた」

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[5.28 欧州CL決勝 R・マドリー 1-1(PK5-3) A・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝戦が28日、ミラノのサン・シーロで開催され、1-1で突入したPK戦を5-3で制したレアル・マドリーが2年ぶり11度目の優勝を果たした。欧州サッカー連盟公式サイトがジネディーヌ・ジダン監督の試合後のコメントを伝えている。

 前半15分にDFセルヒオ・ラモスの得点で先制したレアルだったが、なかなか追加点を奪えないでいると、後半開始から途中出場のMFヤニック・フェレイラ・カラスコに同点ゴールを奪われる。試合は1-1のまま延長戦でもスコアは動かず、PK戦に突入。先攻のレアルが4人目まできっちり決め、アトレティコ・マドリーの4人目DFフアンフランのシュートがポストを叩いて失敗。レアル5人目のFWクリスティアーノ・ロナウドが確実にネットを揺らし、PK戦を5-3で制した。

 今年1月にレアルのトップチームの監督に就任したジダン監督にとって、選手および監督で欧州CL(欧州チャンピオンズ杯)を制した7人目の監督となった。「(かつてレアルを率いた)アンチェロッティから以前、『監督として優勝する機会があればわかるが、選手としてCLを制するのとは全く別な気分だよ』と言われたことがあった。確かに特別な感慨がある。選手、アシスタント、そして今回は監督として、CLで優勝できて非常に嬉しいね。この偉大なファミリーの一員であることを誇りに思うよ」と喜んだ。

 同点とされたレアルは前線のC・ロナウドらの動きが重く、運動量豊富なアトレティコの攻撃に苦しんだ。「フィジカル的にはだいぶ苦しめられたが、これは当然の話だ。心理面ではかなりのプレッシャーに耐えなければならなかった」と苦戦を強いられたことを認め、「この場面を夢見ていた。私は非常にポジティブだからね。これだけの実力と才能を備えた選手が揃っていれば、今日の我々のように大きなことを成し遂げることは十分可能だ」と優勝に胸を張った。

 また、出場が危ぶまれたC・ロナウドについては「クロナウドに怪我はなかった。他の選手と同じようにこの大一番に臨み、勝利をもたらしてくれた。試合には出られる状態で戦い抜き、長い距離を走った。彼は常に前向きな姿勢で、チームメイトを助けてきた。PK戦で何人目のキッカーを務めるかについて少し話をしたが、それだけだよ」とコンディションに問題はなかったと強調した。


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