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「日本の10番は夢」だけど…小林祐「最初にもらう番号が楽しみ」

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 純粋に何番になるかを楽しみにしていた。日本代表に初選出されたMF小林祐希(磐田)は「将来的には10番を付けたい」と言ってはばからない。それでも今は「最初にもらう番号が何番か楽しみ。与えられた番号で、それが自分の番号になるようにがんばりたい」と、A代表で初めて背負う番号を大事にしたいという思いもある。

 10番へのこだわりは変わらない。「日本の10番は夢だし、目標。そこに向かってやっていきたい」。現在、日本代表の10番を背負うMF香川真司は小林祐の発言について「それぐらいの意気込みでやるのはいいこと。それぐらいの自信があるのだと思うし、楽しみ」と、強気な後輩の登場を歓迎してもいる。

 自身のキャリアプランでは19歳でA代表に入るつもりだったという。現在は24歳。「5年分を埋めないといけない。それは自分に課しているタスクでもある」と、“後れ”を取り戻すつもりだ。将来の目標、夢はどこまでも高く設定している。その一つが日本代表の10番ということだろう。

 練習後の取材では、今後目指しているものを聞かれ、「それは言いたくない」と回答を拒否。「言ったら笑われると思うので。これまでも散々笑われてきたので、今、言うのをやめました」と、笑顔でかわしていた。

(取材・文 西山紘平)

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