beacon

[関東]順大MF旗手が今季2点目、FW浮田は2戦連続アシスト!浦和ユース出身・法大FW松澤はデビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加

 第90回関東大学リーグ1部の第9節が5月28、29日に各地で行われた。今節では17名のルーキが出場。順天堂大のMF旗手怜央(1年=静岡学園高)は今季2点目を記録し、同FW浮田健誠(1年=柏U-18)は2戦連続となるアシストを果たした。

 順天堂大ではルーキーたちの活躍が続いている。今節・桐蔭横浜大戦では、旗手と浮田、DF村松航太(1年=清水ユース)の1年生3人が先発出場。村松は開幕から9試合連続の先発を果たし、8戦連続フル出場した。

 浮田は前半40分に先制点をアシストし、後半27分に途中交代。これで浮田は2戦連続ゴールからの2戦連続アシスト。4試合連続で得点に直結する働きでチームへ貢献している。9試合を終えての3得点3アシストは、現時点で新人賞候補筆頭とも言えそうだ。

 旗手は1-0の後半12分に自身今季2点目となるゴールを記録。終了間際のアディショナルタイム3分に交代している。

 デビューを果たしたのは法政大のFW松澤彰(1年=浦和ユース)。流通経済大戦の後半7分から途中出場。当初、長山一也監督はラスト10分くらいを使ってデビューさせようと考えていたようだが、前半のうちにFWディサロ燦シルヴァーノ(2年=三菱養和SCユース)が肋骨を痛めていたために、予定よりも早い時間帯での投入となった。

 189cmの高さを武器に前で身体を張り、決勝点につながったCKのシーンでは相手を上手く引き付け、“おとり”としての役割を果たした。指揮官も「しっかり収めてポストプレーもこなし、起点になった部分もある。コントロールしてシュートを打った場面もあった」と言い、「デビュー戦にしては素晴らしい活躍だった」と評価した。

 今節でフル出場したのは、慶應義塾大のGK上田朝都(1年=横浜FMユース)と同MF落合祥也(1年=横浜FCユース)、流通経済大のGKオビ・パウエル・オビンナ(1年=JFAアカデミー福島)と同FW原岡翼(1年=大津高)。順大の村松、専修大のDF西村慧祐(1年=習志野高)、駒澤大のDF星キョーワァン(1年=矢板中央高)の計7名だった。

 法政大のMF紺野和也(1年=武南高)、専修大のMF氣田亮真(1年=千葉U-18)、桐蔭横浜大のMFイサカ・ゼイン(1年=桐光学園高)、駒澤大のDF小川礼太(1年=京都橘高)、筑波大のDF山川哲史(1年=神戸U-18)は途中出場だった。

 また明治大のMF中村健人(1年=東福岡高)は6戦ぶりにベンチ入りを果たすと、後半36分から途中出場した。専修大のFW岸晃司(1年=川崎F U-18)は4試合ぶりに先発すると途中交代している。

 なお、流通経済大で開幕から全試合に先発していたDF本村武揚(1年=流通経済大付柏高)だったが、今節は初のベンチスタート。前節でのミスが響いての先発落ちだと中野雄二監督は明かす。この日は最後まで出番はなく、初の不出場となった。

 前節でデビューした桐蔭横浜大GK児玉潤(1年=東京Vユース)は一転して4試合ぶりのベンチ外。ゴールマウスには3年生GK田中雄大(3年=青森山田高)が戻っている。

 早稲田大国士舘大日本体育大では1年生の出場はなかった。

(取材・文 片岡涼)
●第90回関東大学1部L特集

TOP