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“相棒”のアーセナル移籍報道に岡崎「人生の選択は人それぞれ」

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 “相棒”の移籍報道に日本代表FW岡崎慎司(レスター・シティ)が言及した。プレミアリーグ初制覇の原動力となったイングランド代表FWジェイミー・バーディに対してはアーセナルが獲得に乗り出しており、クラウディオ・ラニエリ監督がその事実を認めるなど、エースの移籍は決定的と見られている。

 今季、バーディと2トップを組んできた岡崎は「チームメイトとして心強かったし、来季も残ってくれたらチームとして良い戦いができるのは間違いない」と、その存在の大きさを認める一方、「人生の選択、サッカー選手の選択は人それぞれ。バーディが決めることだし、僕には一切関係ない」と、本人の意思を尊重するつもりだ。

 報道陣から「もしも自分がバーディに立場だったらどうするか?」という質問が飛ぶと、「その質問は難しいですね」と苦笑い。「アーセナルも最近優勝していないし、レスターで優勝して、アーセナルでも優勝に導けば、また自分の価値を上げる選択肢にもなると思う」と、持論を語った。

 レスターをめぐってはバーディだけでなく、MFリヤド・マフレズやMFエンゴロ・カンテにも移籍話が浮上。主力大量流出の危機に直面している。

「(来季は)厳しいシーズンになるかもしれないけど、レスターはもともとそういうクラブ。今はサプライズを起こしたチームという見られ方だし、ここで(チーム力や成績を)維持できれば、イングランドでの状況も変わるというか、そのためには耐え忍ぶ時期も必要だと思う」

 ビッグクラブからの“強奪”は小クラブの宿命でもある。来季が岡崎にとっても、レスターにとっても真価を問われるシーズンとなるのは間違いない。

(取材・文 西山紘平)

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