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[コパ・アメリカ]AT10分の劇的PK弾!前年王者チリがボリビアに競り勝ち今大会初勝利

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[6.10 コパ・アメリカD組 チリ2-1ボリビア]

 コパ・アメリカD組第2節が10日に行われ、チリ代表がボリビア代表に2-1で勝利した。初戦を落としていたチーム同士の対戦だったが、チリが今大会初の勝ち点3を獲得し、決勝トーナメント進出に前進した。

 昨年度大会の王者が厳しい戦いを強いられている。チリはスコアレスで折り返した後半開始30秒、FWアレクシス・サンチェス(アーセナル)のチェックから高い位置でボールを奪うと、MFアルトゥーロ・ビダル(バイエルン)がFWマウリシオ・ピニージャ(アタランタ)に展開。リターンパスをゴール中央で受けると、しっかりゴール右隅に蹴り込み、先制に成功した。

 しかしボリビアも後半16分、ゴール前右でFKを獲得すると、MFジャスマニ・カンポス(カズマ)が直接ゴールを狙う。左足から弧を描く様にして放たれたシュートは、見事に左枠上を捕らえ、同点弾となった。

 追いつかれたチリは高いポゼッションを生かして何とか勝ち越し点を奪いに行くが、最後のところで守り切られてしまう。後半32分にサンチェスが直接FKを蹴り込むが、GKカルロス・ランペ(スポルト・ボーイズ)の好セーブに遭うと、こぼれ球に詰めたFWエドソン・プッチ(キト)も押し込むことは出来なかった。

 ただこのままドローで終えるかと思われた後半アディショナルタイム、表示の8分に差し掛かろうとする頃だった。右サイドから上げたサンチェスのクロスに対し、ブロックにいったDFルイス・グティエレス(イロニ・キリヤット・シュモナ)がハンド。これをビダルが確実に決める。時間はアディショナルタイム10分だった。チリが劇的勝利で決勝トーナメント進出をグッと引き寄せた。


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