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[EURO]史上初の兄弟対決は弟所属のスイスに軍配…10人のアルバニアを1-0で下す

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[6.11 EURO A組第1節 アルバニア0-1スイス ランス]

 EURO2016のA組第1節2日目が11日に行われ、アルバニア代表とスイス代表が対戦した。直近6試合の両国対戦成績で5勝1分と圧倒していたスイスが1-0でアルバニアを下し、初戦を白星で飾った。

 EURO史上初の兄弟対決としても注目された一戦。兄のアルバニアMFタウラント・ジャカ、弟のスイスMFグラニト・ジャカともに中盤で先発出場した。

 試合は前半5分に早くも動いた。スイスが右CKを獲得し、キッカーのMFジェルダン・シャキリが左足でクロスを供給。飛び出した相手GKの手前でDFファビアン・シェアが頭で合わせると、無人となったゴールにヘディングシュートが吸い込まれ、スイスが先制に成功した。

 アルバニアはビハインドを負ってからはチャンスの数でスイスを上回っていたが、前半37分にDFロリク・カナが決定機阻止で2枚目のイエローカードを受け、退場処分となってしまう。それでも前半の残り時間のピンチをしのぎ、0-1でハーフタイムを迎えた。

 アルバニアは後半に入ると、FWアルマンド・サディクを前線に残し、8人で自陣を固めながら反撃の機会をうかがう。ただ、スイスも無理に前から追わず、自陣で相手のパスを引っ掛けてからのカウンター狙いに傾いていたため、大きな動きがなく時間が過ぎていった。

 すると後半17分、両チームが同時に1枚目の交代カードを切る。アルバニアはジャカに代えてMFエルギス・カチェを投入。スイスはFWアドミル・メーメディとの交代で、FW柿谷曜一朗のバーゼル時代のチームメイトであるFWブレール・エンボロをピッチへ送り出した。

 後半21分、交代直後のエンボロがさっそく魅せる。ピッチ中央から絶妙なスルーパスを送ると、走り込んだFWハリス・セフェロビッチがGKと1対1に。しかし、決め切ることができず、突き放すチャンスを逃した。

 後半42分にはアルバニアのFWシュケルツェン・ガシがフリーで抜け出すも、左足で放った渾身のシュートはGKヤン・ゾマーがセーブ。後半はスコアが動かず、立ち上がりの1点を守り切ったスイスが初戦をモノにした。

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