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[EURO]ベイルのドライブFKさく裂!!追いつかれても突き放したウェールズが歴史的1勝

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[6.11 EURO B組第1節 ウェールズ2-1スロバキア]

 EURO2016は11日、大会2日目を迎え、B組のグループリーグが開幕した。初出場同士の対戦となったウェールズ代表対スロバキア代表の一戦は、2-1でウェールズが制した。第2節はウェールズが16日にイングランドと、スロバキアは15日にロシアと対戦する。

 先制点はウェールズに生まれた。前半10分、ゴール正面でFKを獲得すると、FWガレス・ベイルがボールをセット。助走から左足を振りぬくと、壁を越えたボールはゴールに向かうにつれて落下。“ドライブFK”は飛びついたGKマトゥーシュ・コザーチクの指先をすり抜け、ゴールネットに突き刺さった。

 先制を許したスロバキアだが、序盤からポゼッション率で上回るなど、ウェールズに圧力をかけ続けていた。後半15分にはMFオンドレイ・ドゥダとFWアダム・ネメツを同時投入する積極的な仕掛けを見せる。すると直後の同16分、右サイドをMFロベルト・マクが強引に突破。エリア内に横パスを入れると、投入されたばかりのドゥダがタイミングを計って、左足でゴールに蹴り込み、試合を振り出しに戻した。

 同点に追いつかれたウェールズは後半24分からMFデイビッド・エドワーズに代えてMFジョー・レドリー、同26分にはMFジョナサン・ウィリアムズを下げてFWハル・ロブソン・カヌを投入。再び勝ち越しゴールを狙いに行く。そして同36分、レドリーからMFアーロン・ラムジーに縦パスが入ると、個人技の突破からエリア内に侵入。同時に走り込んでいたカヌが左足でシュートを狙うと、ミートしなかったことが幸い。GKのタイミングを外したシュートが、ゴールに向かって転がっていった。

 後半41分にはスロバキアのネメツのヘディングシュートがポストを直撃。ウェールズにとっては運も味方した。メジャー大会に出場するのも、1958年のW杯スウェーデン大会以来58年ぶりとなるウェールズが、両監督のベンチワークがはまった一戦を制し、EURO本大会での歴史的初勝利を挙げた。


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