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繰り返される差別的投稿…鹿島MFカイオは大人な対応「神様がこの人を許して欲しい」

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 11日に埼玉スタジアムで行われたJ1第1ステージ第15節の鹿島アントラーズ浦和レッズの試合後、ツイッターに鹿島のMFカイオにする差別的と思われる投稿があったと、Jリーグ公式サイトが発表した。この件は、スタジアム外で発生した事象であるため、Jリーグによるクラブへの処分は科さないとしている。

 先発出場したカイオはパスカットから2点目の起点になるなど、チームの2-0の勝利に大きく貢献した。問題の投稿は試合後にツイートされ、その日のうちに削除。謝罪の文面も載せられていた。これに対し、カイオは「神様がこの人を許して欲しいと思うし、この人が自分の人生にもっと愛情を持って欲しい僕は黒人であることは誇りだからね」と自身のツイッターに投稿した。

 Jリーグはこの件に「JリーグおよびJクラブは差別や暴力のない世界を目指して様々な人権啓発活動に力を入れてまいりました。その中でこのような行為が行われたことは、非常に残念なことでであります。本件のような差別的な行為は絶対に許されないことであり、引き続き差別撲滅に向けての取り組みを進めてまいります」としている。

 昨年11月28日には、チャンピオンシップ準決勝の浦和対G大阪の試合後にFWパトリックのツイッターアカウントに向けた差別的な投稿があり、パトリックがメッセージを返信したことで問題が表面化。大きなニュースとなり、その後、投稿者は謝罪していた。

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