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憧れのベッカム超え! 直接FK決めたダイアー「彼のFKを何本も見ていた」

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[6.11 EURO B組第1節 イングランド1-1ロシア マルセイユ]

 勝利にはつながらなかったが、憧れのデイビッド・ベッカム氏も成し遂げることができなかったことをやってのけた。

 EURO2016は11日、グループリーグ第1節を行い、B組のイングランド代表はロシア代表と対戦。後半28分にペナルティーアーク内の右側でFKを獲得すると、MFエリック・ダイアーが右足で蹴り出したボールが壁の脇を抜けてゴール左隅に突き刺さり、均衡を破った。しかし、チームはアディショナルタイムに痛恨の失点。EURO本大会の初戦は通算5分4敗となり、またしても初戦を白星で飾ることはできなかった。

 米データ会社『オプタ』によると、ダイアーはEURO本大会で直接FKを決めた最初のイングランド人選手となった。また、英『BBC』によれば、W杯も含めたメジャートーナメントの本大会で見ても、06年ドイツW杯のスウェーデン戦でベッカムが決めて以来の直接FK弾となったようだ。ポルトガルで少年時代を過ごした22歳のダイアーは2日前に、EURO2004でイングランド代表選手としてポルトガルにやってきたベッカム氏との2ショット写真を自身のインスタグラム(@ericdier15)に投稿していた。

 マン・オブ・ザ・マッチに選出されたダイアーは欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトによると、「彼の(ベッカム)FKを何本も見ていた。FKを蹴るのは子供のころから好きで、よく練習していたんだ」と話し、「初戦での勝利をつかみかけていたから本当に残念だよ。勝利が妥当な結果だったと思う。一気にどん底へ突き落とされた。でも次の試合があるし、立ち直らなければならない」と必死に前を向いた。

[写真]エリック・ダイアーがインスタグラムに投稿した写真(@ericdier15 on Instagram)

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