千葉のホーム連勝は3でストップ、東京Vが0-2から追いつきドロー
[6.12 J2第18節 千葉2-2東京V フクアリ]
J2第18節が12日に各地で行われた。ジェフユナイテッド千葉と東京ヴェルディは2-2で引き分けた。ホーム3連勝中の千葉が2点を先取したものの東京Vが2点を返し、ドローに終わった。
7戦負けなし(3勝4分)でホーム3連勝中の千葉は、前節・山形戦から3名を変更。右SBで比嘉祐介が移籍加入後初先発。CBでは近藤直也が2戦ぶり先発し、DFイ・ジュヨンと組んだ。またここまでチームトップの5得点を挙げ、2戦連発中のMF町田也真人が2戦ぶりに先発した。
対する東京Vは直近3戦勝ちなし(1分2敗)。前節・岐阜戦から2人を変更。MF高木善朗は6戦ぶりにベンチスタート。FW高木大輔が先発に戻り、2列目右では直近4試合で出番のなかったMF澤井直人が5戦ぶりに先発した。
試合直前には千葉サイドのピッチのみ散水されたが、コイントスで東京Vがエンドチェンジを要求。千葉のボールで試合はキックオフされた。開始直後から古巣戦となったGK佐藤優也へは、真後ろの東京Vサポーターからブーイングが浴びせられる。開始5分にはDFから佐藤へのバックパスをFW平本一樹が狙う。スライディングで引っ掛けるがラインを割った。
前半10分には千葉にチャンス。MF井上潮音の背後からボールをかっさらった町田がドリブルで持ち込み、自らミドルシュートを狙う。これはポスト左へ外れた。
その後は東京Vが連続して決定機を迎える。前半15分、MF杉本竜士のカットインからこぼれを拾ったDF安在和樹がドリブルで左サイドを駆け上がる。折り返しがこぼれたところ、井上のミドルシュートは決まらない。直後にはPA正面からFW平本一樹の放ったシュートが枠を捉えたが、GK佐藤の右手に阻まれた。同22分には杉本がドリブル突破から右クロス。ゴール前に高木大が飛び込むも、わずかに合わない。
前半25分過ぎからは千葉がMF井出遥也やMFアランダのミドルシュートで幾度かチャンスを迎えたが、いずれもネットは揺らせず。前半を0-0で折り返した。
互いに交代ないままに迎えた後半。開始4分には千葉が決定機。左サイドからドリブルで仕掛けた船山の折り返し。ゴール前で待ち構えていたフリーの長澤がシュートを打つも、GK鈴木椋大に止められる。直後の6分には右CKの流れから、ゴール前右へ流れたボール。東京Vの選手が足を伸ばし、ボールは後ろへ流れる。右サイドへ抜けたFWエウトンが折り返し、ゴール前に詰めていた町田のシュートがネットを揺らすも、オフサイドの判定。得点は認められなかった。
それでも後半8分、ついに千葉が得点を奪う。左サイドから持ち込んだFW船山貴之から、MF長澤和輝、町田、エウトンとつなぎ、右サイドへ抜けたアランダがダイレクトで低いボールを折り返す。ゴール前正面でフリーだった船山が右足ダイレクトで決めた。船山の第3節以来となるゴールで1-0とリードに成功した。
さらに6分後の後半14分には追加点。ゴール前右で相手DF井林が頭でクリアしたボール。拾った長澤が中央へ流れ、左サイドへパス。受けた井出がシュートを決めた。井出の今季3点目で2-0と差を広げた。
まずは1点を返したい東京V。後半15分には高木大と杉本に代えて、FWドウグラス・ヴィエイラとMF高木善朗を送る。同18分には安在が左クロス。ニアサイドの平本の頭にはわずかに合わなかったが、ゴール前右で拾ったドウグラスが相手DFの股間を抜く。ゴール前に残っていた平本が右足で触れてネットを揺らすもオフサイドの判定。
リードしながらも押し込まれ始めた千葉。後半21分に井出に代わり、FW吉田眞紀人。同26分には比嘉に代わり、DF大久保裕樹を入れる。それでも流れは変わらず。
後半29分に東京Vが1点を返す。高木善朗のFKをファーサイドの味方が頭で折り返し、ゴール前のドウグラスがヘディングシュート。1-2とした。1点差に詰め寄った東京Vは後半30分、DF田村直也に代わり、MF高木純平を入れる。
すると後半35分に東京Vが同点弾。高木純の右クロスをドウグラスが頭で落とす。千葉DFが前方に蹴りこむが、拾った澤井がPA手前右から左足ミドル。これがネットを揺らし、東京Vが2-2と試合を振り出しに戻した。しかしゴールイン直後にボールを拾いにいった平本がゴール内でGK佐藤と交錯。これで一発退場となる。追いついた東京Vだが、数的不利での戦いを強いられた。
後半37分に千葉は町田に代わり、MF山本真希を投入。最後の交代枠を使う。その後は判定を巡り、両チーム熱くなるシーンが続いた。5分間のアディショナルタイムで得点は生まれず。2-2で試合は終了。勝ち点1を分け合った。
(取材・文 片岡涼)
●[J2]第18節1日目 スコア速報
J2第18節が12日に各地で行われた。ジェフユナイテッド千葉と東京ヴェルディは2-2で引き分けた。ホーム3連勝中の千葉が2点を先取したものの東京Vが2点を返し、ドローに終わった。
7戦負けなし(3勝4分)でホーム3連勝中の千葉は、前節・山形戦から3名を変更。右SBで比嘉祐介が移籍加入後初先発。CBでは近藤直也が2戦ぶり先発し、DFイ・ジュヨンと組んだ。またここまでチームトップの5得点を挙げ、2戦連発中のMF町田也真人が2戦ぶりに先発した。
対する東京Vは直近3戦勝ちなし(1分2敗)。前節・岐阜戦から2人を変更。MF高木善朗は6戦ぶりにベンチスタート。FW高木大輔が先発に戻り、2列目右では直近4試合で出番のなかったMF澤井直人が5戦ぶりに先発した。
試合直前には千葉サイドのピッチのみ散水されたが、コイントスで東京Vがエンドチェンジを要求。千葉のボールで試合はキックオフされた。開始直後から古巣戦となったGK佐藤優也へは、真後ろの東京Vサポーターからブーイングが浴びせられる。開始5分にはDFから佐藤へのバックパスをFW平本一樹が狙う。スライディングで引っ掛けるがラインを割った。
前半10分には千葉にチャンス。MF井上潮音の背後からボールをかっさらった町田がドリブルで持ち込み、自らミドルシュートを狙う。これはポスト左へ外れた。
その後は東京Vが連続して決定機を迎える。前半15分、MF杉本竜士のカットインからこぼれを拾ったDF安在和樹がドリブルで左サイドを駆け上がる。折り返しがこぼれたところ、井上のミドルシュートは決まらない。直後にはPA正面からFW平本一樹の放ったシュートが枠を捉えたが、GK佐藤の右手に阻まれた。同22分には杉本がドリブル突破から右クロス。ゴール前に高木大が飛び込むも、わずかに合わない。
前半25分過ぎからは千葉がMF井出遥也やMFアランダのミドルシュートで幾度かチャンスを迎えたが、いずれもネットは揺らせず。前半を0-0で折り返した。
互いに交代ないままに迎えた後半。開始4分には千葉が決定機。左サイドからドリブルで仕掛けた船山の折り返し。ゴール前で待ち構えていたフリーの長澤がシュートを打つも、GK鈴木椋大に止められる。直後の6分には右CKの流れから、ゴール前右へ流れたボール。東京Vの選手が足を伸ばし、ボールは後ろへ流れる。右サイドへ抜けたFWエウトンが折り返し、ゴール前に詰めていた町田のシュートがネットを揺らすも、オフサイドの判定。得点は認められなかった。
それでも後半8分、ついに千葉が得点を奪う。左サイドから持ち込んだFW船山貴之から、MF長澤和輝、町田、エウトンとつなぎ、右サイドへ抜けたアランダがダイレクトで低いボールを折り返す。ゴール前正面でフリーだった船山が右足ダイレクトで決めた。船山の第3節以来となるゴールで1-0とリードに成功した。
さらに6分後の後半14分には追加点。ゴール前右で相手DF井林が頭でクリアしたボール。拾った長澤が中央へ流れ、左サイドへパス。受けた井出がシュートを決めた。井出の今季3点目で2-0と差を広げた。
まずは1点を返したい東京V。後半15分には高木大と杉本に代えて、FWドウグラス・ヴィエイラとMF高木善朗を送る。同18分には安在が左クロス。ニアサイドの平本の頭にはわずかに合わなかったが、ゴール前右で拾ったドウグラスが相手DFの股間を抜く。ゴール前に残っていた平本が右足で触れてネットを揺らすもオフサイドの判定。
リードしながらも押し込まれ始めた千葉。後半21分に井出に代わり、FW吉田眞紀人。同26分には比嘉に代わり、DF大久保裕樹を入れる。それでも流れは変わらず。
後半29分に東京Vが1点を返す。高木善朗のFKをファーサイドの味方が頭で折り返し、ゴール前のドウグラスがヘディングシュート。1-2とした。1点差に詰め寄った東京Vは後半30分、DF田村直也に代わり、MF高木純平を入れる。
すると後半35分に東京Vが同点弾。高木純の右クロスをドウグラスが頭で落とす。千葉DFが前方に蹴りこむが、拾った澤井がPA手前右から左足ミドル。これがネットを揺らし、東京Vが2-2と試合を振り出しに戻した。しかしゴールイン直後にボールを拾いにいった平本がゴール内でGK佐藤と交錯。これで一発退場となる。追いついた東京Vだが、数的不利での戦いを強いられた。
後半37分に千葉は町田に代わり、MF山本真希を投入。最後の交代枠を使う。その後は判定を巡り、両チーム熱くなるシーンが続いた。5分間のアディショナルタイムで得点は生まれず。2-2で試合は終了。勝ち点1を分け合った。
(取材・文 片岡涼)
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