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[EURO]モドリッチが驚愕ドライブボレー!!クロアチアがトルコとの重要な初戦を制す

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[6.12 EURO D組第1節 トルコ0-1クロアチア パリ]

 EURO2016は12日、グループリーグ第1節3日目を行った。パリSGの本拠地パルク・デ・プランスではD組のトルコ代表とクロアチア代表が対戦。MFルカ・モドリッチのゴラッソでクロアチアが1-0で初戦を制した。第2節は17日に行われ、クロアチアはチェコ、トルコはスペインと対戦する。

 3連覇を狙うスペインが同居するグループDで、2位以内を確保したい両チームにとって、初戦といえど落とせない重要な一戦に臨んだ。立ち上がりはクロアチアがサイド攻撃で相手ゴールに迫った。前半17分、DFダリヨ・スルナが右から上げたクロスを後方に下がりながらFWマリオ・マンジュキッチがヘッド。同28分にはGKボルカン・ババジャンがパンチングしたボールをMFミラン・バデリが右足ボレーもGKババジャンの胸に収まった。

 なかなかゴール前までボールを持ち込めないトルコ。前半29分、右サイドからDFギョクハン・ギョニュルが中央のMFオザン・トゥファンにピンポイントクロスを供給するも、トゥファンのヘディングシュートはGKダニエル・スバシッチの正面に飛んでしまった。トルコは前半唯一のチャンスを逃すとハーフタイム前に痛恨の失点を喫してしまう。

 クロアチアは前半42分、左サイドからMFイバン・ラキティッチが上げたクロスは相手DFにカットされ、MFセルチュク・イナンがクリアしたボールがPA手前あたりの上空に舞い上がる。これに反応したモドリッチがボールだけを見て落下地点に入り、右足ボレー。ドライブ回転で抑えのきいたシュートがゴールネットに突き刺さり、クロアチアが先制に成功した。

 1点ビハインドのトルコは後半開始からMFボルカン・センを投入する。だが、チャンスを多く作ったのは後半もクロアチアだった。同7分、ペナルティーアーク手前でFKを獲得すると、主将スルナが右足で放ったシュートは壁を越えて鋭く落ち、GKトゥファンも反応できなかったが、クロスバーに嫌われた。さらに同10分にはMFイバン・ペリシッチが左から折り返し、GKトゥファンが弾いたボールがフリーのスルナの足もとに転がるも、力が入りすぎたのか左足シュートはゴール右に外れた。

 トルコは後半20分にMFアルダ・トゥランを下げてFWブラク・ユルマズ、同24分にはFWセンク・トスンを下げて、すでにドルトムント加入が決まっている18歳FWエムレ・モルを入れ、勝負に出た。しかし、同27分にクロアチアに決定機。右に流れたマンジュキッチのクロスをペリシッチがヘッドもクロスバーを叩き、追加点のチャンスを逃した。

 さらにクロアチアの攻撃は続く。後半38分、ラキティッチのスルーパスに反応したペリシッチがPA右に抜け出すも、右足シュートはGKババジャンの体を張ったセーブに阻まれる。同44分にはラキティッチを下げてDFゴルドン・シルデンフェルトを入れ、逃げ切りを図る。終盤に向けてはトルコの猛攻を受けたが、何とかリードを守り抜いたクロアチアが1-0で重要な初戦を制した。

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