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JFA、リオ五輪OA枠で大迫招集を打診 ケルンGMは難色を示すが…

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 日本サッカー協会(JFA)がケルンに、FW大迫勇也の五輪代表メンバー招集に向けた協力を要請したようだ。同クラブのヨルク・シュマットケGM(ゼネラルマネジャー))が、ドイツ『キッカー』に対して認めている。

 リオデジャネイロ五輪本大会の出場権を獲得しているU-23日本代表を強化すべく、JFAはオーバーエイジ枠での大迫招集へ動き出した模様。だが問題となるのは、五輪サッカーが8月初旬から20日までという期間に開催されることだ。同26日に予定されるブンデスリーガ開幕に向けて、ケルンにとってはプレシーズンの大事な時期であることは言うまでもない。

 シュマットケGMは、大迫についてJFAから「問い合わせを受けている」と認めつつ、「五輪に関しての我々の考えは基本、懐疑的だ」とコメント。「これらの試合は(新シーズンに)影響を及ぼすため、しっかりと考えなければいけない」と述べ、招集に応じるかどうかは態度を保留している。

 ケルンからはGKティーモ・ホルン、DFドミニク・ハインツ、MFレオナルド・ビッテンコートの3人がドイツの五輪代表に招集される可能性もある。『キッカー』によれば、クラブが大迫を加えた4人全員に五輪出場を許可することは考えられないという。

 だが同メディアは、選手たちのモチベーション面への影響も考慮したクラブが招集を受け入れる可能性も指摘している。繊細な性格であると見なされる大迫に、五輪出場がプラスの影響を与えることも考えられるという見方だ。

 ケルンとの契約が2017年までとなっている大迫にとって、来季は契約最終年となる。2015-16シーズン後半戦にレギュラーの座を失ってしまった現状では、新シーズンに出遅れることで引き続き厳しい立場に置かれるリスクもある。難しい決断を強いられることになるかもしれない。


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