beacon

[EURO]さすがイタリア、守り切った!注目タレント軍団ベルギーを完封撃破!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.13 EURO E組第1節 ベルギー0-2イタリア リヨン]

 EURO2016は13日、グループEの第1節を行い、イタリア代表がベルギー代表を2-0で下した。グループEのもう1試合、アイルランド代表対スウェーデン代表の一戦は、1-1の引き分けに終わっている。

 大会屈指の好カードが初戦で実現した。急成長を遂げるタレント軍団ベルギーを、やはり今大会もGKジャンルイジ・ブッフォンら経験豊富な守備陣が中心となるイタリアがどこまで封じられるのか、FIFAランキング2位対同12位の決戦に注目が集まった。

 序盤からボールを持ったのはベルギーだった。ただイタリアも全く慌てる素振りを見せない。前半10分にはMFラジャ・ナインゴランが強烈なミドルシュートを打つが、ブッフォンが横っ飛びセーブで弾き出す。セリエAで見せるように、ブッフォンがナインゴランの前に立ちはだかった。

 そんなイタリアは、DFラインから出した一発のパスで試合を優位に持ち込む。前半32分、ハーフウェーライン付近でボールを持ったDFレオナルド・ボヌッチがロングパス。一気にDFラインの裏に通すと、スペースに走り込んだMFエマヌエレ・ジャッケリーニが前に出たGKティボー・クルトワの位置を見極め、右足でゴールネットを揺らす。一瞬の隙を見逃さなかったイタリアが先制に成功した。

 何とか同点に追いつきたいベルギーだが、なかなか決定機を作ることができない。後半8分にはカウンターから左サイドでボールを受けたFWロメル・ルカクが左足でゴールを狙うが、シュートはわずかに右に外れていった。

 ならばとベルギーは、前線のメンバーを積極的に代えてリズムに変化を求める。後半17分にはナインゴランを下げてFWドリース・メルテンス、同28分にはルカクを下げてFWディボック・オリジ、そして同32分にはDFローラン・シマンを下げてMFヤニック・フェレイラ・カラスコを投入。終了15分前に交代カードを使い切って勝負に出た。

 しかし慌てれば慌てるほど、経験豊富なイタリアの展開となる。後半37分にはオリジに決定的なヘディングシュートを許すが、シュートが枠内に飛ぶことはない。最後まで守りの集中力は切らすことなかったイタリア。後半アディショナルタイムにはカウンターからFWグラツィアーノ・ペッレがボレーシュートを決めて突き放したイタリアが、FIFAランキングで欧州1位に立つ注目タレント軍団撃破に成功した。

 第2節はイタリアが17日にスウェーデンと、ベルギーは18日にアイルランドと対戦する。


●EURO2016特集

TOP