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[EURO]古豪復活の狼煙…11大会ぶり出場のハンガリーがオーストリア撃破で白星発進

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[6.14 EURO F組第1節 オーストリア0-2ハンガリー ボルドー]

 EURO2016は14日、グループリーグ第1節を行った。スタッド・ド・ボルドーではF組のオーストリア代表とハンガリー代表が対戦し、2-0でハンガリーが勝利した。18日に行われる第2節ではハンガリーはアイスランド、オーストリアはポルトガルと対戦する。

 オーストリアは開始30秒でMFダビド・アラバの左足ミドルが右ポスト直撃。いきなり観衆を沸かせると、同11分には左サイドからカットインしたFWマルコ・アルナウトビッチのラストパスをアラバが左足シュート。同35分にFWマルク・ヤンコの落としからMFズラトコ・ユヌゾビッチが右足ボレーを放つも、40歳74日でEURO最年長出場記録を更新したGKガーボル・キラーイに阻まれた。

 前半はボール支配率やシュート数など数字上は互角だったが、印象に残るプレーが少なかったハンガリー。後半10分、MFバラージュ・ジュジャークが強烈なミドルシュートはGKロバート・アルマーに弾かれるも同17分に先制点を挙げる。自陣からのロングフィードをつないでMFラースロー・クラインハイスラーのラストパスをFWアダム・サライが倒れこみながらも右足で流し込んだ。

 1点ビハインドのオーストリアにさらに悲劇が襲う。後半21分に敵陣のPA内でDFタマシュ・カダルを倒したDFアレクサンダル・ドラゴビッチがこの日2枚目の警告を受けて退場。数的不利に陥ると、終了間際にハンガリーに追加点を許してしまう。同42分、カウンターからGKと1対1の状況でMFゾルターン・シュティベルがループシュートを決め、ハンガリーがリードを2点に広げた。

 試合はそのまま2-0でタイムアップ。1950年初頭に33連勝という大記録を樹立し、1938年フランスW杯、1954年スイスW杯で準優勝に輝いたハンガリーが、1972年大会以来、11大会ぶり出場の今大会初戦を制し、古豪復活の狼煙を上げた。

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