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どうなるホスト国、リオ五輪直前代表監督解任…後任チッチ氏有力も難航?

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 ブラジルサッカー連盟(CBF)は14日、同国代表を率いるドゥンガ監督の解任を発表した。グループリーグ敗退に終わったコパ・アメリカの責任を取らされた形だ。しかし同氏は開幕まで2か月を切っているリオデジャネイロ五輪に出場するU-23ブラジル代表の監督も兼任していたため、影響が心配されている。

 後任人事は急ピッチで進んでいる。最有力となっているのは昨年コリンチャンスでブラジル全国選手権を制したチッチ氏(55=写真)で、『UOLエスポルテ』などブラジル現地メディアによると、14日にCBF本部で約3時間の交渉の場が持たれている。

 ただ交渉は一筋縄ではいかない様子。CBFは同日に就任会見まで持ち込みたかったようだが、チッチ氏は結論先送りを希望。次回の交渉は約束したとされるが、チッチ氏はコリンチャンスの練習を見るためにヘリコプターでサンパウロに帰って行ったという。

 リオ本大会の35人の予備登録提出期限は15日に迫っているが、これはこれまでの12人のコーチングスタッフが人選を進めることになるという。チッチ氏が就任した場合、どこまで自身の考えを反映できるかにも疑問が残る。

 FWネイマールをリオ五輪のために温存させるなど、金メダル獲得が至上命題となっているブラジル。直前の混乱は吉と出るか凶と出るか。
●リオデジャネイロ五輪特集

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