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OA内定の広島DF塩谷が決意「国のために戦いたい」

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[6.15 J1第1ステージ第10節 FC東京 1-1 広島 味スタ]

 前日にリオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表のオーバーエイジ内定が発表されたばかり。サンフレッチェ広島DF塩谷司は試合後、五輪への思いを口にした。

 前半をスコアレスで折り返しながらも、後半21分にFW浅野拓磨のゴールで先制した広島。しかし、直後の同24分に同点ゴールを奪われて1-1のドローに持ち込まれた。勝ち点1の上積みにとどまったものの、「アウェーでFC東京から勝ち点1取れたというのは、ポジティブに捉えたいと思う」と前を向いた。

 オーバーエイジに内定した塩谷は「CBもできるし、SBもできますし、求められればどこでもやるつもり。(手倉森誠)監督の求めることをピッチ上で表現できればと思っている。(U-23代表に)ケガ人がたくさん出て非常に残念ですが、もし試合に出たら自分にできることをやりたい」と決意を表した。

 広島のチームメイトである浅野も、五輪最終メンバーの候補の一人。「まだ拓磨はメンバーに決まっていないけど、一緒に広島を代表して日本のために戦えたらという話はした」。浅野は「最初聞いたときはちょっと驚きましたが、一緒に行けるのは非常に心強い。僕もメンバーに入れるようにチームで結果を残していきたい」と歓迎する。

 五輪までの残された時間は決して多くはないが、「クラブで良い結果が出ているとは言えないので、一つでも多く勝ち点を積み重ねたい」とまずはクラブでの結果が重要だと強調。「広島のために戦って、自分を一日一日成長させ、五輪に行ったら国のために戦いたい」と残された時間で成長を遂げ、五輪に向かうと意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)
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