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止まらない差別的投稿にJリーグが声明発表「卑劣で絶対に許されることではない」

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 Jリーグは16日、昨年から続いているJリーグ所属の外国籍選手に対するインターネット上の差別的な書き込みに対して声明を発表している。

 Jリーグでは『差別、暴力のない世界』を目指すと掲げているが、昨年11月28日にG大阪FWパトリック、今月11日にも鹿島MFカイオが差別的な書き込みの被害に遭っている。また、長崎の北朝鮮代表MF李栄直も被害に遭い、「今住んでいて良い人しかいないしいつも支えて貰ってる人達がいる長崎県のことを悪くいうのは辞めてほしいです。日本で生まれ育ちお世話になった人も沢山います。その中でも自分が在日であること朝鮮人であることに誇りをもって生きていきたいです」と返答している。

 止まらない差別的な書き込みに対して、Jリーグチェアマンの村井満氏がJリーグ公式サイトを通じて以下のように声明を発表している。

「昨年から今年にかけ、Jリーグ所属の外国籍選手に対する差別的な書込みがインターネット上に投稿されました。こういった行為は、卑劣であり、絶対に許されることではありません。

 差別的行為は世界的に非常に大きな社会的課題です。JリーグおよびJクラブは差別や暴力のない世界を目指して、これまでも人権啓発活動に力を入れてまいりましたが、サッカー界だけでなく日本全体、世界全体で撲滅に向けて、継続的に努力していくべきものです。

 このような事案が起こるたび、当該選手は言うまでもなく、多くのファン・サポーター、クラブスタッフが悲しく辛い思いをしており、誠に残念としか言いようがありません。

我々一人ひとりが、日頃から、差別撲滅の意識を強くもって行動していく必要があります。JリーグとJクラブは、これからも『差別、暴力のない世界』を目指して、声を上げてまいります」

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