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[コパ・アメリカ]両チームに退場者 荒れた試合を制しホスト国アメリカが4強も…準決は複数主力出場停止

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[6.16 コパ・アメリカ準々決勝 アメリカ2-1エクアドル シアトル]

 アメリカ代表は現地時間16日、コパ・アメリカ2016の準々決勝でエクアドル代表を2-1で下し、準決勝進出を決めた。準決勝は同21日に行われ、アルゼンチンとベネズエラの勝者と対戦する。

 いよいよ始まった一発勝負の決勝トーナメント。まずはホスト国が4強一番乗りを決めた。

 アメリカに先制点が入ったのは前半22分、FWボビー・ウッドがエリア内右で粘ってマイナスに戻す。これをMFジャーメイン・ジョーンズがダイレクトでゴール前に送ると、FWクリント・デンプシーが力強いヘディングシュートを決める。デンプシーは3試合連続ゴールとなった。

 試合が進むにつれ、攻防は激しさを増した。後半7分には、エクアドルはMFアントニオ・バレンシアがジョーンズを蹴り上げてしまい、この日2枚目のイエローカードで退場。ただこの揉め事で、ジョーンズにもレッドカードが出されたため、戦いは10人対10人になった。

 そんな中で次の得点もアメリカに入った。後半20分、左サイドから上がったクロスをFWギャシ・ザーデスが落とすと、デンプシーが粘って折り返す。これをザーデスがゴールライン上で押し込み、エクアドルを突き放す得点を奪った。

 しかし完全に攻めるしかなくなったエクアドルはここから猛攻を仕掛け続けることになる。後半29分には右サイドでFKを獲得すると、サインプレーからMFミカエル・アロヨが蹴り込み、1点差に迫る。直後にはFWエネル・バレンシアがフリーでヘディングシュートを放ったが、枠左に外してしまった。

 残り15分はほとんどエクアドルがボールを持って攻め込む時間帯を作った。しかしホームの大観衆に押されるアメリカは、最後の最後でしっかり体を張ってリードを守り抜く。2-1で逃げ切ったアメリカ。しかし準決勝はレッドカードを受けたジョーンズはもちろん、FWボビー・ウッド、MFアレハンドロ・ベドヤが累積警告で欠くことになってしまった。


●コパ・アメリカ2016特設ページ

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