beacon

痛かった憲剛不在…大久保「いたら違ったなというのはあった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.18 J1第1ステージ第16節 福岡2-2川崎F レベスタ]

 やはり司令塔の不在が痛かった。川崎フロンターレはMF中村憲剛が腰痛のためベンチ外。開幕から15試合連続で先発してきたキャプテンが、第1ステージ優勝の懸かった大一番でメンバーから外れた。

 試合後のミックスゾーンでは「中村憲剛不在の影響はあったか?」という質問が各選手に浴びせられた。MF大島僚太は「いる人で全力を尽くすことしか考えてなかった」と言い、DF谷口彰悟は「(影響が)ない試合をしたかったけど、序盤に浮き足立ったところでリーダーシップを取る選手が少なかった。そういう声掛けは出ていたけど、ふがいない」とうなだれた。

 試合を落ち着かせるボールキープ、リーダーシップ。プレー面においても精神面においても、背番号14の不在を感じざるを得ない試合だった。中村に代わってキャプテンマークを巻いたFW大久保嘉人は「(中村は)間、間で受けてくれる。間で受けてほしいときにだれもいないというシーンもあった。いたら違ったなというのはあった」と率直に認めた。

 この試合ではDFエドゥアルドも左太腿裏を痛め、前半22分に交代するアクシデントに見舞われた。センターバックはすでにDF奈良竜樹が長期離脱中。攻守の要は果たして最終節に間に合うか……。川崎Fが正念場を迎えている。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第1ステージ第16節 スコア速報

TOP