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[EURO]初出場アルバニアが歴史に新たな1ページ! 初白星で決勝T進出へ望みつなぐ

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[6.19 EURO A組第3節 ルーマニア0-1アルバニア リヨン]

 EURO2016のグループリーグ第3節が19日に行われ、A組では初出場のアルバニア代表がルーマニア代表に1-0で勝利した。EURO初白星を挙げたアルバニアはA組3位に浮上。各組3位の成績上位4チームに入っての決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。一方、敗れたルーマニアはグループリーグ敗退が決まった。

 A組2位に滑り込むために勝つしかないルーマニアは前半8分、相手のクリアボールの落下地点に入ったFWボグダン・スタンクがペナルティアーク内で左足のボレーを放つも、相手GKの正面。同14分にはFWデニス・アリベクが強引なターンで密集を突破し、PA後方から左足で振りの小さいコントロールショットを放つが、枠をとらえることはできなかった。

 序盤から劣勢が続いたアルバニアだが、前半23分に両チームを通じて最初の決定機を迎える。カウンターからFWアルマンド・サディクが右に展開し、DFアンディ・リラの折り返しにファーで合わせたのはMFエルミル・レニャニ。押し込むだけのシーンだったが、左足のシュートは大きく枠を外れた。

 アルバニアは徐々にポゼッションで押し返すと、前半35分に右サイドのスローインを受けたMFレディアン・メムシャイがPA内右で相手をかわし、右足でシュートを放つ。しかし、角度がなく、相手GKに弾かれた。

 アルバニアは前半43分にも右サイドのスローインをメムシャイが受け、右足でシンプルにクロス。ファーのサディクがヘッドで合わせると、ワンバウンドしたボールがゴール右に吸い込まれ、先制に成功した。初出場のアルバニアにとってはこれがEURO初得点。前半はアルバニアの1点リードで終了した。

 後半に入り、仕切り直しを図りたいルーマニアだったが、後半11分にアクシデント。キレのある動きを見せていたアリベクが負傷し、MFガブリエル・トルジェとの交代を余儀なくされてしまった。

 それでも後半22分、ハーフタイム明けに投入されていたMFルチアン・サンマルテアンが仕掛け、PA手前右でFKを獲得。サンマルテアンが自らキッカーを志願するも、右足の低いシュートは壁を直撃した。

 後半31分にはFWフロリン・アンドネがPA内右でスルーパスを受け、右足に力を込めてシュート。しかし、無情にもクロスバーを叩き、同点のチャンスを逃した。

 足が止まり始めたアルバニアを攻め立てるルーマニアは後半38分、トルジェがPA手前中央で倒され、絶好の位置で直接FKを獲得。起き上がってからボールをつかんで離さなかったトルジェがそのままキッカーを務めるも、右足のシュートはアルバニアが築いた壁を越えることはできず、跳ね返されてしまった。

 終盤は互いにファウルが飛び交う荒れた展開となったが、5分と表示されたアディショナルタイムを経過してもスコアに動きはなく、アルバニアが1-0で逃げ切った。

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