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“狙い通り”のJ1初ゴールも空砲に…逆転負けに肩落とすFC東京FWムリキ

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[6.22 J1第1ステージ第13節 浦和 3-2 FC東京 埼玉]

 待望のJ1初ゴールを奪った。しかし、勝利に結び付かなかったことで、FC東京FWムリキは試合後に悔しさを滲ませた。

 序盤から浦和にボールを保持される時間が長かったものの、FC東京は集中した守備で攻撃をはね返すと、素早く縦につないでカウンターを発動させる。急先鋒となったのが、ムリキとFWネイサン・バーンズの2トップだった。

 初めて2人そろっての先発となったが、息はピッタリ。お互いの動きを把握しているかのような、流れるような連係から浦和ゴールに迫った。「初めて2人で先発でしたが、お互いに良いプレーができたと思う。私も彼もスピードを活かしたプレーが特長だし、バーンズとのペアで良い試合ができると証明できた」とムリキも手応えを口にする。

 すると、前半13分には2人の連係から先制ゴールが生まれる。連動した動きで浦和最終ラインにプレッシャーを掛けると、狙いを定めたMF米本拓司が高い位置でボールを奪取。こぼれ球を拾ったバーンズが前線に運ぶと、ラストパスを後方から走り込んだムリキがダイレクトで合わせてネットを揺らした。

「切り替えから速攻で点を取るというチーム全体で狙っていたプレー。バーンズから良いパスが来て、自分も良い形でフィニッシュできた。狙いどおりの得点で良かった」と自身のJ1初ゴールを振り返った。

 しかし、前半31分にはMF橋本拳人が追加点を奪い2-0として前半を折り返したものの、チームはリードを守り抜けず。後半だけで浦和に3点を奪われて2-3の逆転負けを喫した。「2-0とリードを奪ったところから逆転されてしまった。非常に残念な結果」とチームを勝利に導けなかったことに唇を噛んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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