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「レスターのように最後まで…」アイスランド旋風が開催国フランスをも飲み込むか

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 アイスランド旋風はどこまで続くだろうか――。

 EURO2016はいよいよ30日から準々決勝が行われ、アイスランドは3日に開催国フランスと対戦する。予選でオランダなどの強豪を打ち破って主要国際大会初出場を決めたアイスランドは、その勢いのままに本大会でも無敗でグループリーグを2位通過し、27日の決勝トーナメント1回戦ではフットボール発祥の地であるイングランドに2-1で逆転勝利。人口わずか33万人ほどの小国アイスランドのみならず、サッカーファンもこの快進撃に注目している。

 ニュージーランドのニュースサイト『スタッフ』によると、アイスランドのヘイミル・ハルグリムソン共同監督は、15-16シーズンのプレミアリーグで奇跡的な優勝を成し遂げたレスター・シティの姿にアイスランドを重ね合わせているとのこと。

「我々はレスターのような形で今大会を終えたいと思う。彼らは全力を尽くし、我々も同じことをしようとしている。レスターと我々には同じようなチームの精神があると思う。我々はお互いのために仕事できることを喜んでいるんだ」

 また、イングランド戦を振り返り、「プレッシャーがかかっていたのはイングランドの方だった。彼らは試合前に我々を馬鹿にしていたような部分もあったが、そういう形で試合に臨む方がリラックスして戦えるし、自分たちの最高の力を見せられる」と語っている。

 対戦するフランスは開催国というプレッシャーからか、思うような力を発揮できず、苦しい試合が続いている。それでも開幕戦のルーマニア戦で土壇場で決勝点を挙げるなど、重要なゴールを試合終盤に決めてきている。「我々には失うものは何もない。それはフランス戦でも同じことだ。フランス戦ではゲーム終了まで集中を切らすことはできないね」と、チーム一丸で戦うことを誓った。

 アイスランド旋風が開催国をも飲み込むか―。注目のアイスランド対フランスは日本時間4日の午前4時キックオフを予定している。

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