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J3秋田がJ2ライセンス申請を断念…施設条件だけ基準満たせず

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 ブラウブリッツ秋田は30日、Jリーグクラブライセンスについての記者会見を行い、来季に向けたJ2ライセンスの申請を行わないことを発表した。

 Jリーグは2013シーズンから各カテゴリーにおいてクラブライセンス制度を導入し、『競技基準』、『人事体制・組織運営基準』、『法務基準』、『財務基準』、『施設条件』の5つの審査項目を設けている。これをJリーグとは独立した第三者機関であるクラブライセンス交付第一審査機関(FIB)がライセンス交付の審査・決定を行う。

 来季の各カテゴリーのリーグ参加にあたり、クラブライセンスの申請の提出期限であるこの日、秋田の岩瀬浩介代表取締役社長が会見を行い、「現段階で申請に踏み切っても承認がおりないと判断し、今回のタイミングでの申請はしないことをここにご報告いたします」と発表した。

 その理由を、「10000人という入場可能者数もそうですし、照明装置もそうです。付帯設備に関しましては室内ウォームアップエリアや大型映像装置など、現あきぎんスタジアムでは足りないものばかりとなっている」として、『施設条件』だけが現段階ではクリアできる見込みがないと明かした。ただ、最短の来年6月30日にはJ2ライセンス申請提出できるように、今後スタジアム整備を進めていくとしている。

 J3は上位2クラブがJ2ライセンスを保有している場合、1位が自動昇格、2位は入れ替え戦に出場する。なお、秋田は現在14節を終えた時点で6位につけている。

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