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「奈良ちゃんの分も…」川崎F大島と原川がチームメイトの想い背負いリオ五輪へ

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 日本サッカー協会(JFA)は1日、リオデジャネイロ五輪代表メンバー18人を発表した。

 川崎フロンターレからはMF大島僚太とMF原川力の2人が選出されたが、同クラブには故障でリオ五輪を断念した選手がいる。DF奈良竜樹だ。今季、札幌から完全移籍した奈良は、開幕から12試合連続で先発出場していたが、5月14日に行われたJ1第1ステージ第12節の神戸戦で負傷。検査の結果、左脛骨骨折で全治4か月との診断を受けた。奈良は五輪出場に向けて回復に努めたが、その夢は叶わず、18人のメンバーに入ることはなかった。

 クラブ公式サイトによると、チームメイトの大島は「正直、奈良ちゃんだけじゃなく、他のチームでも怪我でプレーできない選手もいると思いますが、奈良ちゃんは今年から同じチームになって、試合も一緒に出ていたので、すごく残念な気持ちもあります」と語り、原川も「やっぱり悔しいのは本人だと思うので、そういう選手がいるということを理解しながら、頭の片隅に置きながらチームとしてプレーしないといけないかなと思います」と『託す側』の選手を思い、活躍を誓った。

「(原川)リキと2人で奈良ちゃんの分も頑張りたいと思います」とリオ五輪に向けて意気込む大島。川崎Fでチームメイトの2人が奈良の想いを背負って、リオ五輪のピッチに立つ。

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