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五輪代表・興梠がチーム救う一撃! 槙野退場の浦和が福岡に逆転勝利

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[7.2 J1第2ステージ第1節 福岡1-2浦和 レベスタ]

 J1第2ステージが2日に開幕した。レベルファイブスタジアムではアビスパ福岡浦和レッズが対戦。浦和が数的不利の中、同点に追いついて迎えた後半19分に、リオデジャネイロ五輪代表のFW興梠慎三が決勝点を挙げ、2-1で逆転勝利をおさめた。浦和は第1ステージから3連勝で好スタートを切っている。

 最初にチャンスを作ったのは浦和だった。前半12分、右サイドから上げたクロスのこぼれ球をペナルティーアーク内で受けたMF武藤雄樹が右足でループシュート。GKの頭上を狙ったが、GKイ・ボムヨンに弾き出された。

 対する福岡は前半22分、DF亀川諒史のフィードで裏を取ったMF金森健志がDF槙野智章に後方から倒されてPKを獲得。今節から新ルールが適用され、三重罰(PK、退場、出場停止)が緩和されたが、著しいファウルだったとして槙野にはレッドカードが提示された。福岡はこのPKをFWウェリントンが落ち着いてゴール左に流し込み、先制に成功した。

 1人少なくなった浦和だが、チャンピオンシップ出場のため、第2ステージ開幕から勝ち点を取りこぼすわけにはいかない。前半43分、右サイドでFKを得ると、キッカーのMF柏木陽介が精度の高いクロスを送り、DF那須大亮がヘディングシュート。GKイ・ボムヨンの頭上を突き、同点のゴールネットを揺らした。

 第1ステージを最下位で終え、J1残留に向けて再スタートを切った福岡。後半開始から数的優位をいかして攻め込むも、シュートがことごとくGK西川周作の正面に飛んでしまう。同6分、今夏加入したMF三門雄大のフィードからMF城後寿がダイレクトボレー。同17分には右サイドからのクロスを金森が右足ボレーも追加点を挙げることができなかった。

 すると、数的不利の浦和がワンチャンスをいかして逆転に成功する。敵陣のハーフェーライン付近で得たFKから柏木がグラウンダーのボールをPA右に入れる。これに反応した興梠が反転から素早く左足を振り抜き、GKイ・ボムヨンの脇下を抜けて、ゴールに吸い込まれた。

 逆転を許してしまった福岡は、後半30分に亀川が左サイドのライン際から中央に切れ込み、角度のないところからシュートを放つもGK西川にセーブされる。これで得た左CKの流れからMF田村友のスルーパスをPA左で受けたFW平井将生が左足シュートもゴール左へ。ラストプレーとなった右CKからボールはラインを越えたかに見えたが、ゴールは認められず、主審に抗議したDF濱田水輝にはレッドカードが提示された。試合は1-2で終了。福岡は第1ステージから7試合白星なし(2分5敗)となってしまった。

●[J1]第2ステージ第1節 スコア速報

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