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「しんどかったけど…」C大阪復帰の山口蛍、いきなりのフル出場に手ごたえ

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[7.3 J2第21節 熊本1-5C大阪 うまスタ]

 セレッソ大阪のユニフォームに袖を通したMF山口蛍が帰ってきた。「3か月以上、試合をやっていない中で、最初のスピード感は戸惑いがあったと思う。ただ経験値が高いですし、試合の中で修正出来ていた。やはり能力は高いと感じた」。復帰戦のピッチ立った日本代表MFに、大熊清監督は最大級の賛辞を送った。

 今年1月にハノーファーに移籍し、初の海外に渡った山口だが、3月の代表戦で負った負傷の影響もあり、リーグ戦の出場が6試合にとどまるなど、不本意な結果に終わった。

 チームが2部に降格したこともあり、半年での復帰を決断。この復帰の決断には多くの意見が聞かれるが、「また一からやり直す」「出来るだけ長くセレッソでプレーができれば」と理解を求めていた。

 復帰戦となった3日の熊本戦。山口はスタメンに名を連ねると、90分フル出場。前半8分の失点につながる場面では、FW清武功暉にスピードで振り切られるなど、試合勘のなさを露呈していたが、徐々にフィット。本人も「まあまあしんどかったかなというのはあるけど、90分出来たことは収穫ではあると思う」と手ごたえも感じることが出来た。

 連携面についても「最初の試合にしてはそこまで大きなずれはなかった」と話す。「アップの段階からサポーターの人たちが声をかけてくれていた。そこはすごく自分の胸に来るところだった。これからもっともっと自分のプレーも上げていって、もっともっとセレッソに貢献できるようにしていきたい」と充実感たっぷりの様子で話した。

(取材・文 児玉幸洋)
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