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本田が浅野の決断を歓迎、アーセナル移籍は「迷う必要のない選択」

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 ミランの日本代表MF本田圭佑が5日、「デジタルガレージ ファーストペンギンアワード」の授賞式に出席し、初代受賞者として表彰を受けた。

「ファーストペンギン」とは、群れの中から一番最初に海に飛び込む勇気を持ったペンギンのことを指す。常に時代の最先端を進むデジタルガレージが、そんなファーストペンギンスピリットの体現者を表彰する「ファーストペンギンアワード」を設立。その初代受賞者として、現役選手でありながら全国各地でサッカースクールを開校し、オーストリア2部に昇格したSVホルンの実質的なオーナーも務める本田が選出された。

 トークセッションでは、強い意志と覚悟を持ってリスクを取って挑戦することの大事さを説いた本田。アーセナルへの移籍が決まったFW浅野拓磨の話題になると、「迷う必要のない選択だと思う」と、その決断を歓迎した。

「周りには『レギュラーで出られない』とか『レンタルで出されるんじゃないか』とか言う人が多いと思うけど、それを含めて浅野が自分のキャリアをヨーロッパで築いていくと思う」

 アウクスブルクへの移籍が決まったFW宇佐美貴史を含め、「若手にはいつも『移籍しろ』と言っている」という本田。「(今いるクラブの)居心地がいいので、新しいことへの挑戦に抵抗感が強い」と、日本人のメンタリティーに対して苦言も呈し、宇佐美や浅野に続く選手が次々と現れることに期待した。

「浅野は広島でもオリンピック世代でも結果を残した。アーセナルで活躍するチャンスを自分の手でつかみ取ってほしい」。本田はそう言って、大きな挑戦に踏み切った21歳にエールを送った。

(取材・文 西山紘平)

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